ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

大阪南部の地層

time 2017/06/12

大阪の南部地方の地層を観察しました。

大阪南部の地層の観察

出典:wikipedia
こちらは光明池緑地にある露頭です。

白い地層が観察できます。

近づいてみると1メートル近くあります。これは、ピンク火山灰と言われる地層で、なんと九州の火山が噴火して積もった火山灰だそうです。大阪にこれだけ積もるなんて当時の噴火の凄まじさが伺い知れます。
ハンマーで叩いて取り出しました。凝灰岩ですね。
粉々していて、手が白くなりました。火山灰の成分はガラスと同じSiO2。ガラスの粉だったんですね。
地層から取り出した凝灰岩と粘土。それぞれ違った特徴があります。粘土によっても色が異なるんですね。
次に向かったのは和泉市内田町の露頭。
ここではあずき火山灰の地層を観察しました。地学の分野で大きな功績を残された京都大学の市原先生とその奥さんが大阪層群を詳しく調べていた際、とても気温が高く暑かったそうです。その時にこの地層をあずき火山灰と名付けたとか。
茶色い地層を削ると、
あずき色の火山灰の地層が見えてきました。この火山灰も九州から飛んできたそうです。火山灰の地層は鍵層と呼ばれ、日本各地の地層の時代を選定することができます。青森にもあるそうです。
他にも
  • この地層には硫黄が含まれていてpHが低く植物が生育できないこと
  • 粘土層が海成性の粘土層と地上の粘土層が交互に積み重なっていることから海面の上下があったこと
  • 暑い時期と寒い時期(氷河期)が交互にきていたこと
  • それが花粉や魚などの生物の化石にも現れていること

などを学びました。恐竜がいたころは現在より10度以上気温が高かったそうです。地球の壮大な物語に頭がクラクラしました。文章のまとまらなさに現れていると思います(笑)

落合橋から見た近木川です。

堆積岩を学ぶ

川にはこのような石がありました。

 礫岩

砂岩

泥岩

授業で使えると思いましたが、持って帰るのが大変なので諦めました(笑)
地学は数万年とか数百万年とか規模が大きくでよく分からなくなってしまいそうです。ちなみにあずき火山灰のような1mの火山灰が日本全国に降り積もる火山噴火は100万年に一度程度の割合で起こっているそうです。私たちが生きていけるのはただ、運がいいだけだということを痛感した一日でした。

down

コメントする




自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、三十路超え 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

おすすめ記事





sponsored link

ふたばのブログについて

子どもの理科離れが問題になっています。しかし、実験を中心とした塾が人気を集め、本屋では科学図鑑が売れているようです。大人も子どもも本当は理科が大好きなんだと思います。では、なぜ理科離れが起こるのか?学校や塾の授業が理科の楽しさを十分に伝えられていないからではないでしょうか。このブログでは学校や塾の理科の授業を楽しくするための情報を書いていきます。教材や教具、面白い実験、ICT機器の活用法、授業で使える動画、教育書の紹介の他、道徳やコミュニケーションゲームなど子どもが人として成長していくための情報も書いていきます。このブログが子どもたちに理科の楽しさを伝えるため、そして子どもたちが明るい未来を作っていくために少しでも役立ってくれたら嬉しいです。

※当サイトはリンクフリーです。記事や画像を引用する場合は、出典元へのリンク、もしくはURLの表示をお願いします。

お問い合わせ






※メールアドレスが公開されることはありません。

内容の確認

上記の内容で送信します。よろしければチェックをしてから送信してください。

Translate