サステナビリティが求められる現在。発電方法として急増しているのが太陽光発電です。今回はそんなソーラーパネルの変わり種を紹介したいと思います。
「SmartFlower」
「SmartFlower」(賢い花)は今までのソーラーパネルとは一味違います。なんとソーラーパネル自身が太陽を追いかけるのです。通常のソーラーパネルは一方向(多くは南向き)にしか向いておらず朝や夕方などは発電効率が悪くなってしまいました。発電効率を上げるために考えられたのがこの「smartflower」です。
独特の扇子形
「smartflower」は扇子のような形になっていて、晴れた日に広がります。設置場所の太陽の位置や高度を計算して常に太陽に向けて直角になるようにソーラーパネルを向けます。これにより従来型よりも、発電効率を40%も高めることができるそうです。また、日没や強風などの悪天候時はパネルが畳まれパネルを保護します。しかも、パネルが畳まれる時に内部のブラシによりパネルが掃除されるように作られているそうです。最新式のエアコンみたいですね(笑)
確かに発電効率は高まるでしょうが、太陽の高度を計算したり、パネルを動かしたりするのに電力を使ってしまうのが気になります。何より、通常の板状の太陽光パネルにくらべて構造が複雑になり、コストが高くなってしまうのが問題点ですね。発電効率の良さで賄うには何十年もかかるかも(笑)
気になる価格
希望小売価格は製品のみで2万4950ドル。設置費用が別に6,000ドルだそうです。現在はどちらかというとECOなイメージをもたせる広告塔として大学や動物園などで使われているようですね。
とはいえ、とても面白い発想だと思います。3年生の南中高度やエネルギーの単元で「SmartFlower」を紹介してみてはいかがでしょうか?
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