特別支援教育や小学校低学年で行う授業は先生が一つ一つスモールステップで丁寧に教えることが大切です。しかし、教え方と同じように「よい教具」を使うことが大切だと思います。今回は特別支援教育や低学年での授業に使えるおすすめの教具をお伝えしたいと思います。
①KUMONの分数パズル
小学校のつまづきポイント第一位だと思われる分数。そんな分数を楽しく学べるのがKUMONの「分数パズル」です。
分数が分かりにくいのは2 分1や4分の1といった数字がイメージしにくいからだと思います。
「イメージしにくいなら具現化したらいいじゃないか!」
開発者がそんなふうに言ったかどうか定かではありませんが、分数をイメージではなく、ピースとして具現化したのが分数パズルなのです。
様々な色のピース
1から12分の1までのピースが用意されています。カラフルな色で見た目も綺麗です。
学習の進め方
同梱されている冊子には分数パズルの使い方や学習の進め方が載せられています。
ステップ1
まずはそれぞれのピースを重ねて大きさの確認。分母の数字が大きいほどピースが小さくなることが直感的にわかります。その後、色ごとに分けて円を作ります。2分の1では2個、12分の1では12個のピースを集めることで一つの円(1)ができることが分かります。
ステップ2
冊子通りに学習を進めると、まさしくスモールステップで分数を学ぶことができます。
こんなのもありましたよー
分数の学習についてはレゴを使ったものや、アプリを使ったものもありますよー。
②日本地図パズル
日本の都道府県の場所を楽しみながら学ぶことができます。
二種類のピース
都道府県のピースも地方ごとに色分けされているものと、単一色のものがあります。
二種類のパズルの他に、都道府県確認地図、白地図、都道府県ピースに貼るひらがなシール&目隠しシールが同梱されています。子どものレベルに応じて遊び方を変えることができます。ぜひ使ってみてください。
③部首を学べる「漢字博士」
漢字を学ぶことが苦手な生徒がいます。
漢字に苦手意識を持つ生徒は、漢字の複雑な構造が問題点になっている場合があります。そんな子どもたちにとって漢字をへんとつくりに分けることは、漢字の複雑さを和らげることに繋がります。
漢字博士はそんな子どもたちが漢字ゲームを通して楽しみながら学ぶことができます。
遊び方
麻雀の要領で漢字を組み立てていったり、2つカードの山を作り、カードを引きながら漢字を作ったりします。神経衰弱もできます。自分で新しいゲームを作り出すのも面白いです。
ポピュラー版
楽しみながら漢字を学べる漢字博士をぜひ使ってみてください。
ポケット版もありました。
熟語バージョン
④天才脳育成パック
天才脳育成パックは私立小学校の受験対策に作られたパソコン用ソフトです。
天才脳育成パックは、右脳パック、左脳パック、英語脳パックの3つのソフトのセットになっています。
右脳パック
図形や折り紙を使って推理力や思考力を鍛えたり、間違い探しの中で注意力を絵、音楽の力を養います。
左脳パック
算数や国語の力を、計算やしりとりをして楽しみながら学ぶことができます。また、聞き取りの力や生活に関わる社会的知識もつけることができます。
英語脳パック
まず、小学校入試に英語がでることに驚きました。説明書きには「子どもたちが使う頻度の高い800単語を楽しくトレーニング!」と書かれています。内容は、日常単語二者択一ゲーム、体の単語、絵で表せる単語、形容詞や動詞、抽象的な名詞。確認テストです。
どのソフトも、楽しみながら学ぶことができるように工夫されています。ゲーム感覚で学べる天才脳育成パックをぜひ使ってみてください。
⑤五色百人一首
小学校や中学校でお馴染みのの百人一首。五色百人一首はその名の通り百人一首か20ずつ色分けされています。
20首ごとに分けることで子どもが一生懸命覚えようとします。何事もスモールステップですね。
まとめ
ということで、特別支援教育、幼児教育で使える教具5選でした。より良い学びには、よい教え方とよい教具が鬼に金棒だと改めて感じました。他にも素晴らしい教具があればコメントやお問い合わせフォームから教えてください。みんなで共有しましょう。
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