ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

アカムシの解剖で染色体とRNAの観察(ユスリカの幼虫)

time 2017/04/24

アカムシ(ユスリカの幼虫)を使って染色体とRNAを観察しました。

アカムシの解剖で染色体とRNAの観察

高校の単元ですね。

アカムシは釣り餌として釣り具店で購入することができます。生きのいいアカムシを手に入れるために入荷の曜日を確認してください。
ウネウネしています。

↑双眼実体顕微鏡で見たアカムシ。透明でツヤがありとても綺麗です。
↑右側が頭部で左側が尾部です。
↑頭部には口があります。

唾液腺の観察

柔らかい胴体に対して頭部は硬い外骨格に覆われています。染色体を見るためには頭部に近い胴体にある唾液腺を観察する必要があります。少しかわいそうですが、研究のためです。実体顕微鏡を見ながら硬い頭部を柄付きばりで押さえて、ピンセットで胴体を抜き取ります。(裸眼でもできます)
ごめんなさい!
左の黒い塊が頭部です。頭部から透明な管が出ているのがわかります。黄緑色の矢印をみてください。
透明なタラコのようなものがありました。これがアカムシの唾液腺です。

酢酸オルセイン溶液で染色

染色体の染色には酢酸オルセイン溶液を使います。
血みたいで少しグロテスクです(怖)
↑頭部と唾液腺を拡大したもの
↑観察するのは唾液腺です。潰さずにカバーガラスを上に乗せるだけの方が綺麗に観察することができます。

核の観察


唾液腺の中に丸い核が見えますでしょうか?さらに倍率を上げていきます。
400倍では染色体を綺麗に観察することができました。400倍にするためには唾液腺を潰してください。うーん、生命の神秘。 素晴らしすぎる☆

メチルグリーン・ピロニン染色液で染色

↑続いてRNAを観察します。染色液にはメチルグリーン・ピロニン染色液を使いました。 メチルグリーンはDNAは青緑色に、ピロニンはRNAを赤桃色に染色することができます。
青色のDNAと赤色のRNAがわかります。
アカムシにも私たちにも同じようにDNAとRNAがあって生命活動を毎日休むことなく行なっているんですね。生きていることが奇跡に思えてきました。毎日自分の身体に感謝しながら生きていこうと思いました。アカムシさん、ありがとうございました。

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自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST) 養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月4万pvを超え、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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