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教師に読んでもらいたい本 明橋大二先生の「子育てハッピーアドバイス」

time 2018/04/17

一万年堂出版さんから発売されている教育書「子育てハッピーアドバイス」をご存知でしょうか?

子育てハッピーアドバイス

医者であり、スクールカウンセラーである明橋大二先生が「子育て」について書いた本です。太田知子さんの優しい温かみのあるイラストが華を添えます。4コマ漫画やイラストを使って説明されているので、教育書にありがちな堅苦しさはなく、読みやすい本に仕上がっています。教員や保育士など教育に携わる人だけでなく、保護者にこそ読んでもらいたい本です。

子育てハッピーアドバイスには様々なシリーズがあります。上の写真は基本シリーズで、幼児から10歳以下のお子さんを持たれている親のために書かれています。

1巻の目次の一部を抜粋します。

  • 子どもの話をしている時間より、自分の話をしている時間のほうが長くなってはいけない
  • 「がんばれ」より、「がんばってるね」と認めるほうがいい
  • 甘えない人が自立するのではなく、甘えていいときにじゅうぶん甘えた人が自立するのです
  • 「甘やかす」と「甘えさせる」はどう違うのか

教育の核心をつく内容ばかりです。このような内容を太田和子さんの優しいイラストによる4コマ漫画などでわかりやすく示されているので、読み手の心の中に「スッ」と入ってきます。本当に素晴らしい教育書です。

 

子育てハッピーアドバイスのその他のシリーズ

子育てハッピーアドバイスには様々なシリーズがあります。こちらは、小さい子どもの様々な病気についてまとめられている小児科の巻シリーズ。

こちらは、子どもや妻にに対して父親がどのように接すれば幸せな家庭を気づく事ができるのかをまとめた「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」と子育ての常識が変わっていく中、育児法やよりよい嫁姑関係を作っていく情報などがまとめられた「ようこそ初孫の巻」です。これらのシリーズを読んで感じることは、子どもの育て方について多くの方が不安や問題をもたれているということです。核家族化や家庭環境の変化により、夫婦だけ(女性だけに負担がいく家庭も多い)や一人での子育て(孤育て)が問題化しています。昔のように二世帯住宅で相談しながら試行錯誤しながら子育てを行う場面は減りました。祖父母は昔のやり方をいい、夫婦はインターネットで(正しいかどうかもわからない)最新の育児法を調べる・・・「親はなくても子は育つ」という時代から大きく変わってきているのです。

他にも「0〜3歳」「3〜6歳」「妊娠・出産・赤ちゃん」「食育」など様々なシリーズが出ています。素晴らしい本ばかりなので気になるものを読んでみてください。

小中学校の先生に読んでもらいたい子育てハッピーアドバイス

中学校や小学校高学年の先生に読んでもらいたいのがこちらの「10代からの子育てハッピーアドバイス」です。

いじめ、自殺、不登校、ひきこもり、非行などの問題が深刻化するのは10代からではないでしょうか。小学校や高校も大変だけど「中学校の先生は特に大変ですね」と言われますが、それは10代が思春期という心も身体も大きく変化する年齢だからだと思います。この本には明橋先生が考える10代の子どもに接する10カ条が載せられています。下に抜粋します。

10代の子どもに接する10カ条

  1. 子どもを大人の力で変えようという思いは捨てて、肩の力を抜こう。
  2. 「どうして○○しないのか」という子どもへの不平不満を捨てよう。
  3. 今、現にある子どものよさ、子どもなりのがんばりを認めよう。
  4. 子どもへの、指示、命令、干渉はやめよう。
  5. 子どもから、話をしてきたときは、忙しくても、しっかり聞こう。
  6. 子どもとの約束は守ろう。
  7. 子どもに本当に悪いことをしたときは、素直に謝ろう。
  8. 威嚇や暴言、体罰で、子どもを動かそうという思いを捨てよう。
  9. 本当に心配なことは、きちんと向き合って、しっかり注意しよう。
  10. 子どもに、なるべく、「ありがとう」と言おう。

素晴らしすぎます♪毎年4月の職員会議で確認したい内容だと思いました。

学級通信に使いたい「大好き!が伝わるほめ方・叱り方シリーズ」

こちらの「大好き!が伝わるほめ方・叱り方」シリーズは、学級通信に使いたい内容がたくさん載せられています。良い例と悪い例が4コマ漫画で並べられているページはわかりやすく、とてもためになります。思春期になると子どもとの関係作りに苦労する保護者が多くなります。親として子どもとの一番の関わりは、「ほめることと叱ること」です。正しくほめて、正しく叱ることが子どもの成長に一番大切です。教師として、保護者に求めることは、「正しいことを正しくほめて、叱るべきときに正しく叱ってもらいたい」ということではないでしょうか?4コマ漫画を始め、この本の内容は保護者会や学級通信などで伝えていきたいと思いました。

出典:一万年堂出版ホームページ

子どもの自己評価・自己肯定感の極端な低さ

明橋先生は本の中で一貫して、子どもに心配な症状がでるのは「子どもの自己評価の、極端な低さ」に原因があると述べられています。学校の先生との会話の中で『「かまってちゃん」がたくさんいて困る。』という話題になることがあります。「かまってちゃん」が多いのは明橋先生のおっしゃる自己評価、自己肯定感の低さが原因ではないでしょうか。子どもの問題行動の裏には様々な要因があると考えられますが、「自分には価値がある」と思えることが問題行動を減らす一つの方法だと感じます。

日めくりカレンダーもありました。職員室に貼ってみてはいかがでしょうか?

子育てハッピーアドバイスのホームページはこちら

子育てハッピーアドバイスの動画

【子育てハッピーアドバイス】ありがとうという言葉をどんどん使おう

「勉強って楽しい」と思える子に育つ、とっておきの方法を教えます

0〜3歳のこれで安心!子育てハッピーアドバイス

がんばれより、がんばってるねと認める【子育てハッピーアドバイス】

明橋 大二 大好き!が伝わるほめ方・叱り方

ゲームを長時間やって、なかなかやめようとしません。 子どもに、どのように声をかけたらいいのでしょうか

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ふたば

ふたば

1986年生まれ、 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST) 養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月5万5千pvを超え、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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子どもの理科離れが問題になっています。しかし、実験を中心とした塾が人気を集め、本屋では科学図鑑が売れているようです。大人も子どもも本当は理科が大好きなんだと思います。では、なぜ理科離れが起こるのか?学校や塾の授業が理科の楽しさを十分に伝えられていないからではないでしょうか。このブログでは学校や塾の理科の授業を楽しくするための情報を書いていきます。教材や教具、面白い実験、ICT機器の活用法、授業で使える動画、教育書の紹介の他、道徳やコミュニケーションゲームなど子どもが人として成長していくための情報も書いていきます。このブログが子どもたちに理科の楽しさを伝えるため、そして子どもたちが明るい未来を作っていくために少しでも役立ってくれたら嬉しいです。

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