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ついに教師もAIに!?疑問を深めて解答に導く「宿題ポケット」が凄すぎる!

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オックスフォード大学のオズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士の研究成果として、野村総研が2015年に発表したAIに関する発表で「10年後に49%の仕事がAIに代替される可能性がある」という研究結果は大きく取り上げられました。そして、同時に代替できない仕事の上位に「教師」が入っていて「ホッ」とした先生も多かったと思います。しかし、ここにきてChatGPTなど生成AIの進化が著しい今、その考えは甘いのかもしれません。

答えを教えない生成AI宿題ポケット

ChatGPTを生徒が使うのにはいろいろな問題点があります。そもそも、13歳未満の子どもは使用することができませんし、保護者の許可を得て使ったとしても、質問にどんどん答えていくChatGPTの情報量に圧倒され、そこからコピペするだけになりがちです。これでは、子どもたちは何の能力も身に付けることができません。現段階では、能力の高い生徒だけが、生成AIを使いこなして、能力を高めることに成功している状態です。しかし、今回、どんなに勉強が苦手な生徒でも、思考力を高めることができる生成AIか作られました!それが生成AI宿題ポケットです。

宿題ポケット

宿題ポケットはChatGPTと同じ対話型生成AIです。宿題ポケットの面白いところは、質問に対して「絶対に答えを教えない」ところです。

「答えを教えなかったら、何を教えてくれるんだ?」

そんな声が聞こえてきそうですね。今まで生徒がスマホやタブレットで学習内容を調べるときに求めているのは「答え」でした。でも、ネット上で答えを見つけても生徒の力はつきません。ワークの答え写し続けても学力が伸びないのと同じことです。時間の無駄ですよね。では、どうすれは学力が高まるのか?それは、疑問に対して思考したときです!

  • なんでそうなるんだ?
  • もしかしてこういうこと?
  • だったら、こういう場合はどうするの?

ウーンとうなりながら、頭をかきむしりながら、脳みそがフル回転しているときに思考力は高まります。昔、アハ体験という言葉がテレビで言われていました。思考力も、考えて考えて考えてからのアハ体験で高まります。

宿題ポケットは質問にどう答える

答えを教えないなら宿題ポケットはどうの答えるのか?思考を深める問いで返します!意味が伝わらないと思うので、ふたばの宿題ポケットに質問した内容を下に載せますね。

ヤバすぎるっ!ごめんなさい。宿題ポケットのあまりに凄さに言葉が乱れました(^^;

こんな風に宿題ポケットはすぐに答えを言わず、相手の知っている知識から、答えに導こうとしてくれるんです。しかも、文章のはじめは必ずほめてくれます。「分からない」と応えても「一緒に考えていきましょう」と応援してくれます。例えるなら「教師」がタブレットに住んでいる感じでしょうか?「良い教師なら子どもの質問にこう答える。」がAIで実現してしまいました。しかも、こんなすごい機能の宿題ポケットが回数制限はあるものの、無料で使えるんです。とりあえず、これを読んだ先生は、一度使ってみてください。その凄さに感動するはずです。今後数年ですべての生徒用タブレットに宿題ポケットのような思考力を高める生成AIの検索ボックスがつくはずです。その時、教師に残された仕事は何なのでしょうか?ふたばは、宿題ポケットに、教師の仕事を奪われない方法を教えてもらおうと思いました(笑)

ー追記ー

今日宿題ポケットの新しい機能を知りました!ふたばは無知でした!宿題ポケットをなめてました。ふたばが驚愕した宿題ポケットの機能、それは・・・画像認識機能です!

もう一度言葉が乱れるのをお許しください。

宿題ポケットヤバすぎます!

まさか、気体の集め方の画像を認識して、問題の意味まで理解するなんて・・・。生成AIは、確実に教師の仕事も奪ってくると確信しました。

※画像の出典:宿題ポケット

宿題ポケットのホームページはこちら

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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