「学び合い」が重視される中、気になる本を見つけました。野口大樹さんの「マンガでわかる子どもに読ませたい教育書『学び合い』」です。
マンガでわかる子どもに読ませたい教育書『学び合い』
教育大学院で勉強された野口大樹先生が西川純先生監修で書いた学び合いの本です。この本のポイントは子どもに「学び合い」について伝えることができるようにマンガで描かれているところです。学び合いは教師だけで行えるものではありません。「全員で目の前の課題を解決していこう」という生徒の意識が必要不可欠です。教師はそのような学級の雰囲気が作られるようにコーディネーターとしての役割があります。学級経営と学び合いは密接に関係しています。まずは、このような学び合いの雰囲気をつくる一歩として学級文庫にこの本を置いてみてはどうでしょうか?
本の内容
子どもでも読めるマンガ形式なので、本気で学び合いを勉強しようという先生にとっては内容が薄く感じてしまうかもしれません。あくまで「子どもに読ませたい教育書」として読んでもらえればと思います。
正直なところ、初めて読んだ時は絵が少し荒いなぁ・・・なんて思ってたふたばでしたが、後から野口先生自身が描いてることを知り、考えが変わりました。マンガ家でもないのに、子どもに「学び合い」について伝えるには「マンガ」というコンテンツが適していると考え、なんども描き直しながら作られたことと思います。野口先生には「おつかれさまでした」の言葉しかありません。子どもにそんな背景は伝わらないかもしれませんが、野口先生の伝えたい想いは伝わるはずです。文化祭の劇の原作としてつかってもいいかもしれません。「学び合い」と一言でいっても、先生ごとにいろいろな考え方があると思います。「学び合い」の一つの形として読んでみてはいかがでしょうか?
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