ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

様々な植物の気孔の観察

time 2017/03/07

教科書ではムラサキツユクサの気孔の観察がでてきます。簡単に気孔が観察できますが、面白い気孔の観察。ムラサキツユクサだけじゃもったいない。ということで今回はいろいろな植物の気孔を観察してみました。気孔は植物ごとに数や形が異なり、とてもユニークで面白いです。

気孔の観察

①ツユクサ


まずは、ムラサキツユクサの友達のツユクサくんです。葉を折り曲げるだけで簡単に表皮がめくれるムラサキツユクサと違ってなかなか、表皮がめくれません。苦労してなんとか表皮を剥いてセロハン状の組織を観察すると

とてもキレイな気孔を観察することができました。ビューティフォー。

②マツ

中学校3年生、自然と人間の単元で空気の汚れをマツの気孔で調べる実験がのせられています。受験前でなかなかやりづらい実験なので、飛ばしがちです。マツは特別な処理をせずに直接気孔を観察することができます。暗いので上からLEDライトなどで照らしながら顕微鏡をのぞくと
規則正しく整列している気孔を見ることができます。肉眼でも確認することができました。マツの葉の表面の白いスジは気孔だったんですね。空気の汚いところでは白い気孔が詰まって黒くなるそうです。私たちの肺も同じですよね・・・空気はキレイなままがいいです。

③ムラサキゴテン

肉厚な紫色の植物ムラサキゴテンです。
ムラサキゴテン
表皮をめくると緑色の真皮?が現れました。観察すると
可愛い気孔が観察できました。孔辺細胞にも葉緑体が見えます。

④⑤アスパラとネギ

アスパラとネギに関しては直接気孔を見るのは難しいためレプリカ法を用いました。
レプリカ法とは観察したいものの表面に透明な速乾性の液を塗り、乾いた膜を観察することで表面の構造を観察する方法です。100均のネイルのトップコートを薄く塗り(厚く塗ると観察しにくいので注意)乾いたらセロハンテープで剥がして、そのセロハンテープをスライドガラスでみるだけです。非常に簡単で子どもでも失敗なくできるのでオススメです。
こちらがレプリカ法で観察したアスパラの気孔。細長い細胞の隙間に気孔がありました。
ネギ。少しアスパラに似てます。気孔が規則正しく並んでいます。

⑥アオキ

アオキもレプリカ法で観察しました。
気孔がまるでミステリーサークルのように並んでいます。とても神秘的です。オススメです。

⑦バナナ

バナナの皮にも気孔があるそうです。レプリカ法で見てみると・・・


おー、美しい。中心に気孔があるのがわかるでしょうか?毎日な何気なく食べているバナナが愛おしくなりました。

⑧サザンカ

サザンカもレプリカ法で観察しました。
「気孔のおしくらまんじゅうやぁ〜」
ということで様々な植物の気孔の観察でした。他にもキャベツやレタスほうれん草などの野菜でもキレイな気孔が観察できるそうです。ムラサキツユクサの気孔を観察するときに発展教材として家の野菜を少し持って行くだけで大盛り上がり間違いなしです。ぜひやってみてください。

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自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST) 養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月45000pvを超え、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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