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キャリア教育で使いたい本「なぜ僕らは働くのか」

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池上彰さん監修の「なぜ僕らは働くのか~君が幸せになるために考えてほしい大切なこと」を読みました。キャリア教育に使えそうなので紹介します。

なぜ僕らは働くのか

書店で見かけられた方も多いと思います。この本では、子どもにも読みやすいマンガ形式で「働くとはどういうことなのか?」「仕事とは何なのか?」を中学生である主人公とともに学んでいくことができます。

本の内容

第1章の「仕事ってなんだ?」第2章の「どうやって働く?どうやって生きる?」では、仕事は誰かの役に立つこととか、お金と仕事との関係など、仕事というものの根幹を学ぶことができます。生きていくためのお金を得るための仕事、生活の質(QOL(クオリティオブライフ))を高めるための仕事など、一歩踏み込んだ仕事見方を学べます。

第3章の「好きを仕事に?仕事を好きに?」第4章「幸せに働くってどういうこと」では、実際に職業として仕事を考えた時にどのような仕事に着いたらいいのかを考えることができます。また、幸せ、お金、仕事などの考えを深めることができます。

第5章大人も知らない未来の”働く”、第6章「いま あなたたちに伝えたいこと」では、AIなどが活躍するであろう、未来の仕事についてや、多様性(ダイバーシティ)について。また、人生100年時代の生き抜き方など大人も考えさせられる一歩踏み込んだ仕事観について学べます。

まとめ

この本の素晴らしいところは、子ども目線で書かれていながらも大人も読んでいて納得させる深い内容だというところです。教師は、小中高大と順調に勉強を進めている人が多いです。また、教師という職業を夢に持ちそのまま夢を叶えた人も多いと思います。そのことは素晴らしいのですが、子どもたちに職業観を伝えるときにこれがマイナスに働いてしまうことがあります。「仕事とは」を教師が語っても、それは教師を目指してきた教師自身の仕事観でしかありません。上にも書きましたが「多様性(ダイバーシティ)」が重要視されるこれからの時代、様々な職業観をさまざまな人から子どもたちに伝えていく必要があると感じました。

https://youtu.be/noskB-dmLnI

 

」「なぜ僕らは働くのか」公式サイトはこちらから

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

【著書】


100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版]





授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版]


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