ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

あいさつの話①「なぜあいさつができないのか?」

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「あいさつ」が出来ない子どもが増えているような気がします。ここで大切なのは、「しない」のではなく、「出来ない」ということです。
ある企業の人事部へのインタビューに、
「面接であいさつをしない学生や目を合わせない学生は、まず落とす」
と書かれていました。心の中で、
「そんなん当たり前やろ!」

とつっこみを入れました。しかし、これが今の子ども(大人?)の現実みたいです。面接を受けにきた学生が面接官にあいさつをしない、目を合わさないなんて常識的に考えてあり得ない話ですよね。でも、あなたのクラスにもいませんか?

「話すとき目を合わせることができない子ども」

「こちらがあいさつしてもふざけながらしか対応できない子ども」

なぜこんな風になってしまったのでしょうか?僕なりに考えてみました。

あいさつが出来ない理由

職業体験を見学しにいくと、よくわかるのが今の子どもは、「知らない大人」との対応が苦手ということです。考えてみれば小さい頃から

「知らない人に声をかけられてもついていきません」

知らない人は信用するなと教育されているのですから当たり前ですね。今の子どもの人間関係は「不信感」からスタートするのです。悲しい世の中ですね。さらに、核家族化が進み、親以外の大人との関わりが希薄になっています。近所のおじさんやおばさんから注意される機会も減りました。こんな中で今の子どもたちは、大人との人間関係の築き方がわからなくなっているのだと思います。

大人との関係の作り方を学べないまま学校に入学した子どもたちは、先生と公的な関係(敬語や距離感など)を求められます。私的な関係(父母や親戚との関係)も作れないのに公的な関係なんて作れるわけがありません。先生との関係作りはうまくいかず、学級崩壊の原因となっているように感じます。特に、小学校は私的な関係と公的な関係のバランスが難しく先生も苦労されているのではないでしょうか?

私的な関係作りから公的な関係作りにはステップがあります。

子どもの他者との関係づくり(リレイションシップ)

父母→祖父母→親戚→遠い親戚→地域の方→先生→知らない大人

の順に私的→公的に変化していきます。今は、祖父母〜地域の私的と公的の中間の人間関係の多くを教師が担っているような気がします。時には、父母の役割すらしなくてはいけません。このような子どもと教師の関係の難しさが今の学校の諸問題に繋がっている気がしてなりません。

そして、今まで家庭、地域で担われていた人間関係の築き方を学校で教えなければならなくなってきました。

そこで出てきたのが「あいさつ」です。

中学校であいさつについて教えなければならないのは悲しいことですね。次の記事ではあいさつの大切さをどのように伝えるかを書きたいと思います。

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