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気体の重さの測り方

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子どもにとって気体に重さがあるということはとても分かりにくいことだと思います。二酸化炭素のように空気より重たい気体ならともかく、空気より軽い気体を測るなんて「?」という感じではないでしょうか。今回は簡単に気体の重さを図る方法について書いていきます。

気体の重さの測り方

実験方法

用意するのは気体の入った管です。
用意するのは、電子てんびん、水槽、メスシリンダー

窒素の重さ

はじめに気体が入った状態で管の重さを測ります。127.40gでした。
次に水で満たしたメスシリンダーに窒素を吹き込んでいきます。
ちょうど500mlの量で止めます。
窒素500ml(㎤)が管から出ていったことになります。ということは管の重さを測れば、窒素500ml分だけ軽くなっているはずです。
電子てんびんは126.91gでした。
127.40−126.91=1.51
窒素は500mlで1.51g
密度は約0.00302g/㎤
実験から気体の重さを求めることができました。

酸素の重さ

酸素でも同じ実験をしました。
初めの質量→126.40g
後の質量→125.79g
126.40−125.79=0.61g
酸素は窒素に比べると随分軽いことがわかります。
中学生には難しいですが、原子量まで考えると実験結果と理想値のずれまで調べられますね。簡単な実験なので是非やってみて下さい。

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
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