銅、鉄、亜鉛の3種類の金属を使って金属樹の観察を行いました。今回は金属樹について書いてきます。
金属樹
準備物

使った薬液は硝酸銀水溶液、塩化銅(II)水溶液、酢酸鉛(II)水溶液、塩化スズ(II)水溶液の4種類。どんな金属樹が見れるのでしょうか?ワクワクします。
実験1 銀樹


銅に硝酸銀水溶液

銅線に白い毛のようなものが生えてきました。鳥の毛のようです。

双眼実体顕微鏡でみると、少しずつ金属樹が成長している様子がわかります。

美しいですね。銀樹と呼ばれます。銀と銅では銅の方がイオン化傾向が高く溶けやすいです。このため、銅よりもイオンになりにくい(溶けにくい)銀が樹木のように析出するのです。

より成長した銀樹

芸術作品のようです。
銀樹の拡大写真①
銀樹の拡大写真②

銀樹の動画
実験2 銅樹

スチールウール(鉄) 

鉄に塩化銅(II)水溶液 

鉄と銅では銅の方がイオン化傾向が低いので銅が析出します。
銅樹の拡大写真
銅樹
銅樹の動画
銅が析出するということは、代わりにイオン化傾向の高い鉄がイオンになっているということです。その証拠に銅樹を成長させていくと塩化銅水溶液の銅イオンの色である青色が薄くなり、代わりに鉄イオンが増えて黄色くなるのです。面白いですね。
実験3 鉛樹
亜鉛に酢酸鉛(II)水溶液
鉛樹の拡大写真
カラスの羽のようです。
鉛樹の動画
実験4 錫樹
亜鉛に塩化スズ(II)水溶液
亜鉛

錫樹の写真
錫樹 

ホワホワです。
金属樹は本当に綺麗です。綺麗で終わらずにイオン化傾向の学習にも繋げてくださいね。子どもたちに見せてあげたい実験です。