ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

液体の温まり方を視覚化

time 2017/02/16

研修で面白い指示薬を教えてもらいました。それが今回紹介するサーモインクです。

サーモインクで液体の温まり方を視覚化

サーモインクは、温度によって色が変わる不思議な液体です。
小学校では当たり前のように使われているそうですが、中学校の先生にはあまり知られていないのではないでしょうか?簡単にいうと温度によって色が変わる薬です。小学校の「ものの温まり方」の単元で使われています。


↑これはサーモインクで湿らせた紙をラミネートしたものです。指の腹側で擦って温めると・・・




ピンク色になりました。摩擦熱がおこったことがわかります。まぁ、指が火傷するほど熱くなるので色を見なくても分かります(笑)


このラミネートサーモインクシートを使って水の温まり方を見ていきます。
不思議なことに火に近い試験管下部よりも上の方から順に温まっていることがわかります。
なぜだ〜。


サーモインクを試験管に入れて実験してみます。

20161103_123505

火で温めた部分から熱が上に移動していることがわかります。その後。試験管の上側に沿って熱が上に上がり、最上部から順に温まっていきます。昔の風呂は上ばっかり熱くて、下がぬるいのでよく混ぜてから入っていましたが、こういった理由があったんですね。
ちなみに試験管の中ほどを温めると・・・

20161103_123623
火をかけた部分より上部しか温まりません。クーラーが上に、ストーブを下に置く理由がわかります。

シーリングファンは冬場に使うものですが、なぜ冬場に使うのかを説明させると理解度を確認できると思います。
次に冷え方です。試験管の上部に水をかけて冷やしていくと・・・

写真 2016-11-03 12 21 15
温めた時とは逆に、青い色は冷やして部分から下に移動して、試験管に沿って降りていき最下部から冷やされていくことがわかります。
面白いです。ちなみに最初のラミネートしたサーモインクペーパーの実験では、上下に余白をつくるのがポイントとなります。そうしないと先に最下部が温まっているように見えてしまいますよ。ということでサーモインクを使った液体の温まり方の実験の紹介でした。


サーモインクの活用法についてはこちらの記事もご覧下さい。

サーモシートで空気の暖まり方を学ぶ

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自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、三十路超え 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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