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理解力と集中力が身につく「みみなぞ」

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理科教師の遊有さんからコメントで子どもの理解力と集中力を育てる聞くパズル「みみなぞ」について情報をいただきました。花まる学習会の高濱正伸先生が提唱されているものです。面白そうなので、早速Amazonでポチッとしました(笑)

理解力・集中力を育てる”聴くパズル”

↓CDつきです。 ということで、今回は授業や学活で使えそうな聞くパズル「みみなぞ」をご紹介します。
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人の話を聞けない子どもが増えていると感じます。同様に論理的な思考力も低下しているように思います。しかし、人の話を聞く力、論理的に考える力は子どもたちが社会に出ていくために身につけなければいけない力の中でも最も大切なものだと思います。 みみなぞは耳から入ってきた情報を、論理的に考えて問題を解いていくなぞなぞです。英語のリスニング日本語版ですね。うまく使えばクラスで楽しみながら思考力をつけることができると感じました。

下に例題を載せます。

レベル①

リスニング)
積み木遊びをしています。
青の上に赤、赤の上に黄色、一番下には緑。
(問題)
4つの積み木のうち、一番上の積み木は何色の積み木ですか?
 

レベル②

(リスニング)
ここは東門。今見えてきたのが南東門。あれが西門かぁ。でこれが北門・・・おぉ、また東門が見えてきた。
(問題)
学校を一周してきたのですが、時計回り反時計回り、どちらで一周してきたでしょうか?
 

レベル③

(リスニング)
3色の国旗ってすごい多いんだよなぁ。イタリアの国旗は左が緑、真ん中が白、右が赤。これの緑を青に帰るとフランスの国旗。それで、フランスの国旗を反時計回りに90度回転させた順番でで横に長くしたのがオランダの国旗だよ。で、3分割されている1番上の色を切り取って一番下に持ってきたらロシアの国旗だ。
(問題)
ロシアの国旗は上下3分割されていますが、上から色を答えてください。
・・・文章にしても、少し油断すると間違ってしまいそうです。音声だけだと尚更ですね。小学3年生以上対象ということですが、中学生でも十分に楽しめる・・・というか大人でも難しい問題もあります。

上にあげた問題はすべて出版元である草思社のホームページで視聴できます。気になる方はぜひ、聞いてみてください。思ったより難しいですよ(^▽^)

視聴ですが、とても長いです。視聴だけで十分楽しめてしまいますね。
※支援教育でよく言われることですが、大人も子どももは視覚重視と聴覚重視に分けられます。だれにでも得意不得意はあります。 苦手な子どももいると思いますが、あくまで楽しみながら聞く力をつけてあげてくださいね。遊有さん情報ありがとうございました。面白い教材教具はみんなで共有していきましょう。コメントお待ちしています。

高濱正伸(花まる学習会代表)・平須賀信洋・田中文久 著 A5判/並製/104頁/価格1,470円/2011年1月 ◆まったく新しい「聴く思考パズル」の登場!  本書は、付属のCDに収録された思考パズルの朗読を聞き、問題に答えるというこれまでになかった画期的な教材です。自然に頭が問題へ集中していく感覚が楽しく、子どもたちはすぐ夢中になることでしょう。  著者の高濱正伸さんは、大人気の算数問題集『考える力がつく算数脳パズル なぞぺー』シリーズ(草思社刊)の著者で、いま注目を集めている学習教室「花まる学習会」の代表です。のべ数千人の子どもたちを見てきた高濱さんは、これまで「計算はできるけれど文章題が苦手」「国語の長文読解が苦手」という児童やその保護者の深い悩みを数多く聞いてきました。高濱さんはそういう悩みを持つ子に足りないのは「精読力」だといいます。精読とは、楽しみのための読書ではなく、仕事のための文章を読むように、一字一句落とさないように読み込み、要点を理解すること。この精読力は、読書をたくさんしたり、計算問題を解くだけでは身につきにくい力です。
◆文章題・読解力のカナメ「聞く力」を育てる画期的パズル  では、精読力はどうすればつくでしょうか。この問いにも、高濱さんは自信を持って「聞く力」をつけることだと断言します。一言の漏れもなく正確に聞き取る、様子をありありと想像しながら聞き取る、要所要点を明確にしながら聞き取る。それもたった一度で聞き取る。このような力が、精読力に直結するのです。よく、「勉強のできる子の家は、言葉・会話の環境が優れている」といわれますが、その理由の一つは精読力の育成にあるといえるでしょう。  本書『みみなぞ』はこの「聞く力」を伸ばす教材です。教材ではありますが、子どもたちはゲームのように感じて、目を輝かせて夢中になることでしょう。子どもにも解けますが、大人にも手強い問題ばかりなので、子どもと一緒に楽しむこともできます。ぜひ、親子で挑戦し、楽しんでいただきたい新しいパズルです。
・CD収録問題数80問、約70分 ・対象年齢:小学3年生から中学生まで(大人も楽しめます)

草思社ホームページより

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コメント

  •  班での話し合い活動やペアワークのウォーミングアップに使ったことがあります。 難易度が高すぎると、盛り上がらなかったりもしました。昼食時の放送で流したこともあります。私の方は紹介されていた「ワンナイト人狼」に興味を持ち「ポチッ」と押して購入してしまいました。これクラスでやってみたいわぁ。

    by 遊有 03/08/2016

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

【著書】


100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版]





授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版]


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