天体の単元で生徒がつまづく内容の一つが方角です。特に天体では立体的な方位の感覚を必要とするため、難易度が高いと感じます。今回はそんな天体における方位について伝える教材をお伝えします。
天体観測における方位を伝える方法
準備するものは地球儀とマグネットシートです。マグネットシートは切り込みを入れて地球儀に人が立っている様子を描いておきます。ここが一番のポイントですね。
北半球における方位
地球儀の日本の位置(北半球)に人がくるようにしてマグネットシートを置きます。このとき、北の空、南の空はどの位置に来るかを考えさせます。北極側が「北」、北の反対が「南」と伝えると分かりやすいです。このとき、南の空にオリオン座などの星座のマグネットシートを貼るとより分かりやすいかもしれません。また、追発問として、「では、東の空、南の空はどちらの方位ですか?」という問題を出しても面白いです。奥や手前の3次元的な考えが必要なことがわかります。
南半球における方位
北半球の方位については、まず、頭の中で考えさせます。予測を立てさせた後、マグネットシートを使って解説をします。南半球では南極側が南。南の反対が北とすると分かりやすいです。ここで気づかせたいのは北半球で南側に見えた星座(オリオン座)は、南半球ではどちらに見えるかということです。「北の空」という解答があれば、意味を理解しているということになります。
マグネットシートは様々な教材になる可能性を秘めています。うまく活用してみてください。また、「こんな使い方もあるよ♪」という情報がありましたら、コメントやお問い合わせフォームか、情報提供していただけるとブログで紹介します。みんなで情報を共有して理科好きな生徒を増やしましょう。
コメント
コメントはありません。