2018年の8月に国際宇宙ステーションの壁面に穴があくという緊急事態が発生しました。さてここで問題です。宇宙飛行士としてあなたはどのように行動するべきですか?
宇宙ステーションの壁面に穴が
国際宇宙ステーション(以下、ISS)で2018年8月壁に穴が空いて空気がもれだすという緊急事態が発生しました。CNETいわく8月28日の朝、乗組員たちは地上の管制センターから「ゆっくりと空気がもれている」という知らせで起床しました。常にモニタリングをしているセンターは、夜のうちに空気圧が減っていることに気付いたものの、危険性はないため乗組員たちに修理をさせることなく一晩寝かせることに決めていたそうです。なんか、思った以上に余裕です(笑)空気漏れの原因となっていた穴は、ソユーズMS-09に空いていました。発見したアレクサンダー・ゲルスト宇宙飛行士は、とにかく空気もれを食い止めようと思いある行動を起こしますその行動とは・・・
親指で穴を押さえる(笑)
元宇宙飛行士のクリス・ハドフィールド司令官のツイートに穴の写真が載せられています。
When your spaceship suddenly starts leaking air, you fix the hole with duct tape & a gob of epoxy. Nice save, @Space_Station crew! https://t.co/1Va8idShJw pic.twitter.com/pxSJY6eNhc
— Chris Hadfield (@Cmdr_Hadfield) August 30, 2018
穴の大きさは2mm。最終的にはダクトテープとエポキシパテを使って穴をふさいだそうです。海外のYouTuberが、その環境を擬似的に再現した検証映像を公開しています。底面に穴を開けたガラス瓶の飲み口から吸引する力をかけて指で押さえてみます。
瓶の中に水を入れて、吸引したら気圧差によって沸騰するのかも実験しています。最後にダクトテープで補修可能化も検証。面白いですね。余裕があれば授業で紹介しても面白いかもしれません。
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