ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

修正液でブラウン運動を観察する

time 2017/11/07

今回は、身近なもので分子間運動(ブラウン運動)を観察する方法です。

修正液でブラウン運動を観察する

ブラウン運動という現象をご存知でしょうか?
ブラウン運動とは、液体のような溶媒中に浮遊する微粒子(例:コロイド)が、不規則に運動する現象である。1827年(1828年という記述もあり)、ロバート・ブラウンが、水の浸透圧で破裂した花粉から水中に流出し浮遊した微粒子を、顕微鏡下で観察中に発見し、論文「植物の花粉に含まれている微粒子について」で発表した。
この現象は長い間原因が不明のままであったが、1905年、アインシュタインにより、熱運動する媒質の分子の不規則な衝突によって引き起こされているという論文が発表された。
この論文により当時不確かだった原子
および分子の存在が、実験的において証明出来る可能性が示された。後にこれは実験的に検証され、原子や分子が確かに実在することが確認された。」wikipediaより抜粋
現代化学の基本概念である、原子や分子の存在を証明することに大きく貢献した現象です。そしてこの現象は学校にある機材で簡単に観察することができます。
用意するのは修正液だけ。
スライドガラスにパンチで穴を開けたビニールテープを貼り、穴の部分に修正液を水で薄めたものに滴下して顕微鏡で観察します。
これは600倍で観察した修正液です。細かい粒子が不規則に運動していることがわかります。ブラウン運動です。アボガドロ定数は、このブラウン運動を元に計算して今の6.02×10^23という数字が出されたそうです。そんなすごい現象を簡単に観察できるなんてすごいことです。修正液のほか墨汁でも観察できるそうです。ぜひ、学校で観察してみてください。

down

コメントする




自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST) 養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月4万pvを超え、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

おすすめ記事





ふたばのブログについて

子どもの理科離れが問題になっています。しかし、実験を中心とした塾が人気を集め、本屋では科学図鑑が売れているようです。大人も子どもも本当は理科が大好きなんだと思います。では、なぜ理科離れが起こるのか?学校や塾の授業が理科の楽しさを十分に伝えられていないからではないでしょうか。このブログでは学校や塾の理科の授業を楽しくするための情報を書いていきます。教材や教具、面白い実験、ICT機器の活用法、授業で使える動画、教育書の紹介の他、道徳やコミュニケーションゲームなど子どもが人として成長していくための情報も書いていきます。このブログが子どもたちに理科の楽しさを伝えるため、そして子どもたちが明るい未来を作っていくために少しでも役立ってくれたら嬉しいです。

※当サイトはリンクフリーです。記事や画像を引用する場合は、出典元へのリンク、もしくはURLの表示をお願いします。

お問い合わせ






※メールアドレスが公開されることはありません。

内容の確認

上記の内容で送信します。よろしければチェックをしてから送信してください。

Translate