前回、風船の話の中で飛行船の原理について書きました。今回は、同じく化学の単元でつかえる飛行船の授業ネタを書きたいと思います。
豪華飛行船ヒンデンブルク号の悲劇
19世紀から20世紀初頭にかけて、飛行船は豪華な空の客船として夢の乗り物でした。 飛行船を本格的な空の乗り物として実用化させたのは、ドイツ人退役軍人のツェッペリン伯爵です。 1908年にツェッペリン社を設立。ツェッペリン社の最終完成号機となったLZ129「ヒンデンブルク号」は、 全長245メートル、直径41.2メートル、充填浮遊ガス約20万立方メートルで6日間の連続航行が可 能な最先端技術を結集した飛行船でした。この船が、1937年の初夏、ドイツ、フランクフルトから大西洋 を横断した後、アメリカ、ニュージャージー州レイクハーストで着陸態勢に入り、繋留綱を地上に降ろした瞬間、悲劇が起こりました。なんと飛行船が突然爆発し、待ち受けていた大勢の人々の眼前に墜落したのです。乗客、乗務員合わせて34人が死亡、 多くの乗客が重症を負いました。
生徒への発問
追発問
水素の代わりにヘリウムを使用していたら、ヒンデンブルク号のこの悲劇的大惨事は起きなかったと言えます。
ヒンデンブルク号の実際の映像
https://youtu.be/lpNIeP6ZFzg
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