今回は、目な見えない放射線を観察できる霧箱の作り方について書きます。
手作り霧箱で放射線を観察
放射線を見ることのできる霧箱。思った以上に簡単に作れることを知っていますか?

いちばんかんたんなのは、プリンや海苔のカップを逆さまにして底に黒いシートとアルミホイルをつけたものです。

もう少し本格的にしようと思えば、穴を開けてゴム栓をつけたり、上部にスポンジをつけたりします。

こんなもので本当に放射線が見られるのでしょうか?
もちろん見れます。
使うのはエタノールです。今回は観察しやすいように大きなプラスチック容器を使いました。

中をエタノールで満たします。上部のスポンジにもエタノールを含ませます。

上部にLEDを取り付けて放射線を観察しやすいようにしています。

下にはドライアイスを置いて容器を冷やしています。こうすることでエタノールを飽和状態にします。少しの刺激で液体になるようにしておきます。ここに電離作用のある放射線がぶつかると、エタノールが液化して一筋の雲のような放射線の軌跡が観察できるのです。
暗くて動画がうまく撮れなかったのでyoutubeを載せます。
100均で作れるお手軽霧箱
国立科学博物館の霧箱
簡単なのでぜひやってみてくださいね。