電磁石を使った手作り紙コップスピーカーの作り方を紹介します。
手作り紙コップスピーカーを作ろう
準備するもの

イヤホンジャックの加工
まずはイヤホンジャックから電流を取り出す出すためのケーブルを作ります。

モノラルのイヤホンケーブルとワニ口クリップを用意します。

ケーブルにワニ口クリップを取り付けるためにケーブルを割いて導線を取り出します。
ラジオペンチでワニ口クリップの金属部分を抜き取ります。

ワニ口クリップと導線を固定します。

今回は、半田付けで固定しました。

綺麗にできました。苦手なら技術の先生にお願いしてもいいかもしれません。

導線をかしめます。
金属部分を戻して終了。

マイナス極も同様のです。

最後に導線を被膜に戻します。

音を電流として取り出せるケーブルが完成しました。
スピーカーの作成

続いてスピーカー作りです。
0.2mmのポリウレタン銅線を使いました。ポリウレタンは高熱で溶けるため、ハンダを使えばエナメルのように紙やすりで削る必要がないので楽チンです。

単三の乾電池を画用紙で巻きます。

上から銅線を巻いてコイルを作ります。

5mの銅線なので、200回巻くらいになりました。

コイル完成

0.2mmは接続するには細いので増強します。2cm程度銅線を切り取ります。

ラジオペンチで引き抜いてコイルの接続部分に半田付けしました。

これにはポリウレタンの被膜をとる意味もあります。

紙コップの底(外側)に両面テープでコイルを固定します。

もう1つの紙コップの底(内側)にはフェライト磁石を固定します。

スピーカーが完成しました。
実際に使ってみて

イヤホンジャックに作ったケーブルを差し込み、紙コップスピーカーにつなぐど音楽が流れます♩結構いい音です。フレミングの法則ですね。作ったケーブルによって音の波が電流の波に変換されます。紙コップに取り付けたコイルに電流が流れることで、コイルが磁力を持ちます。すると、同じく紙コップに取り付けたフェライト磁石がコイルの磁力により引きあったり反発したりします。この振動が紙コップの底紙を振動させ音が鳴るのです。スピーカーの構造がわかる面白い実験です。ぜひやってみてください。