授業で使えそうな天気のことわざをまとめました。調べてみると科学的な裏付けがあるものも多くて驚きました。「なるほど!」と頷けるものから「そんな強引な」と思うものまでたくさんあります。授業で生徒と天気のことわざを一緒に考えても面白いかもしれません。
天気のことわざ調べ
①アリが穴をふさぐと雨
⇒アリは湿度などの変化で雨が降ることを察知するのか、雨が降る前に巣穴にふたをするといわれているから。
②クモが巣を張れば雨が降らない
⇒クモは、雨や風が強くなる前には巣をはらないと言われています。
③クモは大風が吹く前に巣をたたむ
⇒クモは、雨や風が強くなる前には巣をはらないと言われています。
④サクラの花の色うすい年はいつまでも寒い
⇒実際には、「桜の色が薄いと、いつまでも寒い」のではなく、「寒い日が続くと、桜の色が薄い」です。
※晴天で気温が高いときは色素の量が多く色が濃くなり、曇りがちで気温が低い場合は色が薄いということになります。
⑤ツバメが低く飛ぶと雨が近い
⇒湿度が高くなると、虫の羽が湿って低く飛ぶようになる。それを餌にしているツバメも低く飛ぶとことから。
⑥ネコが顔を洗うと雨
⇒湿気を敏感に感じ取ることができる猫は、湿り気を嫌がり顔を洗うとされています。
⑦ひばりが高く昇ると晴れ
⇒ひばりが上空で鳴いたとき、空気が乾燥していると同じ高さでも鳴き声が遠くに聞こえるため。
⑧羽ありが多く出れば雨が近い
⇒羽アリは蒸し暑い日の夕方に飛びまわることが多く、低気圧の温暖前線が近づいたときに飛び回ります。温暖前線が通り過ぎるとやがて雨となります。
⑨雨ガエルが鳴くと雨
⇒湿度が高くなるとカエルの活動が活発になるため、カエルが鳴くと雨になるといわれています。
⑩トビが高く飛ぶと晴れ、低く飛ぶと雨
⇒晴れの日は、日射で地面が暖まって地表近くの空気が暖め、上昇気流が起こり この気流に乗ってトビは高いところを飛びます。また、狩りのとき空気の透明度が高い 晴天の日には、高いところを飛ぶとも言われます。逆に水蒸気で 視界が悪くなっている時は、低いところを飛ぶようです。
⑪蚊柱が立てば雨のおとずれ
⇒空気中の水蒸気の増加を察知した蚊が産卵のために蚊柱を作ることから、数日のうちの雨が降る。
⑫子どもさわげば雨が降る
⇒低気圧が近づくと気分がイライラして子供が騒ぎ出すことから
⑬水面に魚の飛び上がるは雨の兆し
⇒魚が水面に顔を出すのは晴天が続き川などから新鮮な水が入ってこないため、水中の酸素が少なくなっているため。長く晴天が続いているので、そろそろ雨が降るかもしれない。
⑭池の魚が水面でパクパクすると雨が近い
⇒魚が水面に顔を出すのは晴天が続き川などから新鮮な水が入ってこないため、水中の酸素が少なくなっているため。長く晴天が続いているので、そろそろ雨が降るかもしれない。
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