ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

本ではなく人を貸し出すヒューマンライブラリーとは?

time 2016/03/17

学校教育に取り入れたいヒューマンライブラリーについて書きたいと思います。

本ではなく人を貸し出すヒューマンライブラリー

を借りて物語を詠むようにして人の体験や経験を直接人から。どれだけ多くの本を読んで得た知識よりも、経験者から体験談聞くことの方が心に響きます。戦争について調べるとき、が何倍も戦争について学べます学校で、助産師さんや警察官に講演をしていただくのも同じ理由す。ヒューマンライブラリー(人間図書館)は今から16年前の2000年春、コペンハーゲンで開催された野外ロックフェス「ロスキルド・フェス」のイベントとして開館されたのが始まりで、今では様々な国で開かれています。
上の写真は2015年に開館されたヒューマンライブラリーの様子です。1人1回30分の
を通してその人の体験や経験を聞くことができます。
アーティスト、ホームレス、シングルマザー、性的マイノリティー、イスラム教徒、ニート、難民、ヌーディズム
様々な趣味・嗜好・背景をもった50人の人生が1冊の本として貸し出されます。彼らはみなボランティアとして自らの体験を語ります。たった30分ですが、生身の人間から聞く体験談は、読者の価値観や人生観が大きく変わるほどの力をもつこともあります。ヒューマンライブラリーは、1日8時間、4日間でのべ1000人が利用し大きな成功を収めました。
グラフィティアーティスト(左)と警察官(右)の対話、全く異なる職種だけにお互い学ぶべきことがたくさんありそうですね。よく考えると日本でも盛んに行われている異業種交流会もヒューマンライブラリーと同じですね。
こちらは全裸で生活するヌーディズムの男性の話を真剣に聴き入る10代の女性たち。本の代わりに経験を語るヒューマンライブラリーのもう一つの目的は、「相互理解」にあるそうです。偏見を捨て、お互いを理解し合う場所であるヒューマンライブラリー。今後、たくさんの場所で開かれることを期待したいです。このヒューマンライブラリー、実は日本でも開館されていました。場所は長崎県。長崎県社会福祉協議会の協力のもと、年に数回開館されているそうです。SNSやインターネットで人とのつながりが簡単になり調べたいことがすぐに調べられるこんな時代だからこそ、面と向かってその人の人生を知ることのできるヒューマンライブラリーのような機会が必要だと感じました。

コメント

  • 是非行ってみたいし、文化祭みたいのでやってみたいです。長崎、ちょっと遠いなぁ。

    by 遊有 €2016年3月20日 11:20 PM

  • コメントありがとうございます。面白いですよね。もっといろいろな場所でこのような取り組みがあればいいなぁと思います。

    by ふたば €2016年3月25日 6:25 AM

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自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、三十路超え 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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子どもの理科離れが問題になっています。しかし、実験を中心とした塾が人気を集め、本屋では科学図鑑が売れているようです。大人も子どもも本当は理科が大好きなんだと思います。では、なぜ理科離れが起こるのか?学校や塾の授業が理科の楽しさを十分に伝えられていないからではないでしょうか。このブログでは学校や塾の理科の授業を楽しくするための情報を書いていきます。教材や教具、面白い実験、ICT機器の活用法、授業で使える動画、教育書の紹介の他、道徳やコミュニケーションゲームなど子どもが人として成長していくための情報も書いていきます。このブログが子どもたちに理科の楽しさを伝えるため、そして子どもたちが明るい未来を作っていくために少しでも役立ってくれたら嬉しいです。

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