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女子中高生のアンケート結果「クラスのLINEグループがある」84.6%

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GMOメディアの「プリキャンティーンズラボ」が女子中高生の学校生活に関する調査を行いました。スマホをもつ女子中高生2356人へのアンケートの結果、84.6%の女子中高生がクラスのLINEグループがあることがわかりました。

「クラスのLINEグループがある」84.6%

ふたばとしては担任を持たれている先生にアンケートを取りたいです。

「クラスのLINEグループがあることを知っている。」

という先生は何%くらいいるのでしょうか?

ふたばの考えでは、ほとんどの中学校、高校でクラスLINEグループがあります。忘れ物や、明日の時間割などをLINEグループで確認するという話もよく聞きます。うまく、利用している分には問題はないのですが、クラスのSNSのグループには問題点もあります。

クラスのSNSグループの問題点

イジメの場となる

最近、イジメや人間関係のトラブルが発生すると必ずといっていいほどSNSが絡んできます。

  • SNSで無視をされている。
  • 自分だけグループに入れない。
  • 「スタ連」(スタンプを連続で何回も送られること)される。

など保護者や教師が見ることのできないネットワーク上でのイジメやケンカは、発見が遅れやすく問題が長期化することもあります。また、個人ではなくSNSでの集団のやりとりになるので、問題が発覚したときには関わった人数がクラスのほぼ全員になっていたりします。クラスのほぼ全員に聞き取りを行うなど問題が大きくなることも多いです。

スマホを持たない生徒が孤立する

今まではスマホを持っていない生徒も一定数いましたが、最近はほとんどの生徒がスマホをもつことで、持たない生徒の方が少数派となりました。各家庭の教育方針もあるので、スマホを持たないことにはなんの問題もありません。しかし、大多数がスマホをもち、SNSグループができると

  • スマホをもっていない一部の生徒にだけ情報が回らない
  • スマホをもっていない人だけ遊びに誘ってもらえない
  • スマホゲームの会話に入れず、結果としてグループに入れない
  • 親とのケンカの火種となる

などの問題が起こる可能性があります。クラブの連絡をSNSのグループメールで送信し、スマホを持っていない生徒だけ連絡がいかないなどの問題は実際に起こっています。

まとめ

これらの問題点に対して教育現場や保護者は向き合っていく必要があります。

「スマホの連絡禁止」などといった短絡的な方法ではこれらの問題は解決しません。現実として多くの生徒がスマホをもち、自分の判断でSNSでグループを作れてしまう今、「禁止」したところで、現実にグループはできてしまうのです。北海道の小学校の先生である野口芳宏先生は「禁止の禁止」という言葉を教育方針にしていました。SNSグループの課題に対してしっかりと向き合い、子どもたちに正しい情報教育を行うことが一番大切であると感じました。

野口先生の禁止の禁止についてはこちらの記事を御覧ください。

ドッヂボール、鬼ごっこはイジメを助長するか?

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
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