ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

梅干しから塩を分離する実験

time 2018/04/18

以前醤油から塩を取り出す実験を紹介しましたが、今回は梅干しから塩を取り出す実験です。授業ではパフォーマンステストとして使えそうです。それでは早速やってみましょう。

梅干しから塩を取り出す

準備物

梅干しと

ガスバーナー、ビーカー、ロウト、三脚、ペトリ皿、マッチなどなどです。

水に溶かして濾しとる

塩を水に溶かして濾しとってみようとしました。

少量の水を入れて梅干しをつぶします。

ろ過してみました。

ピンク色の液体が採取できました。これを加熱すれば梅塩がとれるのでは?

加熱すること数分・・・

失敗です。梅に含まれる有機物が焦げてしまいました。他の方法を考えてみます。

塩以外を炭化させる

塩化ナトリウムは無機物のため加熱しても炭化することはありません。この性質を利用して塩を取り出してみようと思います。

まずは梅干しを加熱します。

下からではらちがあかないので直接過熱しました。

水分が多く、何回か梅干しを広げながら何回も過熱しました。

もはや梅干しの面影はありません。この中でも塩は炭化せず残っているはずです。

少量の水の中に入れてガラス棒ですりつぶしました。

有機物は炭に、無機物(塩)は水に溶け込んだはずです。これをろ過していきます。

この液体を加熱します。

水分を全て飛ばしました。

中をのぞいてみると・・・

白い結晶が見えました。顕微鏡で見てみます。

顕微鏡で観察

少しわかりにくいですが、立方体の結晶が見えます。

きれいです。有機物、無機物、水に溶ける物質、溶けない物質、ろ過、ガスバーナー、などなどいろいろな技能を使いました。科学的な問題解決能力を養える「梅干しから塩を取り出す実験」。一度やってみてはいかがでしょうか。

醤油から塩を取り出す実験についてはこちらからどうぞ

醤油から塩の結晶を取り出す実験

down

コメントする




デジタル教材・プリント教材

自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST) 養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月45000pvを超え、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

おすすめ記事





ふたばのブログについて

子どもの理科離れが問題になっています。しかし、実験を中心とした塾が人気を集め、本屋では科学図鑑が売れているようです。大人も子どもも本当は理科が大好きなんだと思います。では、なぜ理科離れが起こるのか?学校や塾の授業が理科の楽しさを十分に伝えられていないからではないでしょうか。このブログでは学校や塾の理科の授業を楽しくするための情報を書いていきます。教材や教具、面白い実験、ICT機器の活用法、授業で使える動画、教育書の紹介の他、道徳やコミュニケーションゲームなど子どもが人として成長していくための情報も書いていきます。このブログが子どもたちに理科の楽しさを伝えるため、そして子どもたちが明るい未来を作っていくために少しでも役立ってくれたら嬉しいです。

※当サイトはリンクフリーです。記事や画像を引用する場合は、出典元へのリンク、もしくはURLの表示をお願いします。

お問い合わせ






※メールアドレスが公開されることはありません。

内容の確認

上記の内容で送信します。よろしければチェックをしてから送信してください。

Translate