ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

大阪府立水生生物センターに行ってきました

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研修で大阪府立環境農林水産総合研究所 水生生物センターに行ってきました。

水生生物センター

大阪府の寝屋川市にあります。
淀川の近くにあって、淀川の生態系や水質の調査や管理を行っています。
水生生物センター内にあるビオトープ。まずは、ウェダーを着て生物の採集をしました。

ビオトープの生き物

こういったところにはたくさん生物がいそうですね。タモでみんなでガサガサと採集すると・・・
シャー!
アメリカザリガニ、元祖外来生物ですね。
カエルの王様トノサマガエル
3センチくらい。小さくて可愛い。ウシガエルの子どもです。これが最後には大きくなって、「ボーボー」と鳴くんですね。食用で持ち込まれました。ちなみにアメリカザリガニはウシガエルのエサ用に持ち込まれたそうです。勝手に持ち込まれて駆除されて・・・人間って勝手ですね。
どじょうちゃん。かわい〜♩ドジョウがたまに水面に飛ぶ出すのは空気を飲み込んで腸で吸収するという腸呼吸のためだそうです。超すごいです。この能力のおかげでどじょうは溶存酸素の少ない泥水の中でも生きていけるんですね。ちなみにどじょうは水が綺麗すぎると体表のバクテリアが維持できず死んでしまうそうです。適度に汚れている方がいいんです。なんか変なかんじ。
タモロコ。佃煮にしたら美味しいんです。でも琵琶湖にいるホンモロコはもっと美味しいそうです。酒の肴(魚?)です。
モツゴです。口先が尖っていることから別名クチボソとも呼ばれています。ぱっと見がタモロコとにているため、タモロコと一緒に佃煮にされるそうです。タモロコより骨が硬くて美味しくないとのこと。勝手に佃煮にしといて文句言われて・・・かわいそうなやつです。
シマヒレヨシノボリ。イネ科の水辺の植物のヨシを登るからヨシノボリというそうです。水辺の植物として有名なヨシとアシですが、漢字で書くと両方とも「葦」。違いはなく同じ植物なんです。なんでも「アシ」(悪し)と響きが悪いことから「ヨシ」(良し)と呼ばれるようになったそうです(笑)梨も「ありの実」という別名があそうです。日本人は言霊信仰が強いことがわかりますね。
淀川に生息する絶滅危惧種イタセンパラの産卵場所のイシガイやタニシもいました。
右の黒い塊は・・・?
ギャオス!なんと、ヌートリアの糞らしいです。これも外来生物。ペットとなったものが捨てられたり逃げ出したりしているそうです。ペットは責任を持って飼ってもらいたいです。

淀川に住む外来魚

大阪府内の様々な外来魚
淀川の生態系を付箋でまとめました。複雑だぁ。
水生生物センターはビオトープだけでなく、水槽での展示もあります。

イタセンパラの水槽

絶滅危惧種一類に指定されているイタセンパラの水槽
とても臆病です。逃げ回ってなかなか写真を撮らしてくれませんでした。



オス(左)は繁殖期に体の色が変わります(婚姻色)メス(右)は卵をイシガイに産むための産卵管を伸ばします 。
イシガイからしたらいい迷惑かもしれませんね。

シロヒレタビラ

ヨドゼゼラ



淀川と琵琶湖にしかいない固有種「ヨドゼゼラ」
ヨドゼゼラの名付け親になった人が水生生物センターで働かれていてお話を聞くことができました。上の写真はそのときの論文。当たり前ですが全編英語です。すごいなぁ。
これはなんという魚かわかりますか?
では、こちらは?
よく似ていますが上がカダヤシ下がメダカです。

メダカとカダヤシの違い

 

カダヤシは特定指定外来生物。飼うことも違法になります。メダカと間違えて飼うことのないようにしましょう。ということで水生生物センターの紹介でした。
水生生物センターは教育にも力を入れており、学校の課外活動を受け入れています。もちろん一般の方も入れます。鯉がいたり
亀がいたりと癒し効果も期待できます。



日々の生活に疲れた方にも是非訪れてもらいたい場所だと思いました。

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