ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

化学電池でイオン化傾向を調べる実験

time 2017/07/28

中学校でよくやる、化学電池をつかったイオン化傾向を調べる実験です。

化学電池でイオン化傾向を調べる実験

使った金属

使った金属は、Al(アルミニウム)、Fe(鉄)、Zn(亜鉛)、Pb(鉛)、Cu(銅)、Mg(マグネシウム)の6種類です。


金属片はあらかじめ紙やすりでよく磨いておきます。
電流を流すようにシャーレにろ紙を入れて食塩水で濡らします。
実験準備完了です。


検流計を使って化学電池の電圧を調べ、イオン化傾向を調べます。
陰極になった金属が溶けだすため、陽極の金属に比べてイオン化傾向が高いことがわかります。

実験結果

イオン化傾向の高いもの順に
Mg > Zn > Fe 
  Al > 
Pb

Cu
???
おかしくないですか?
イオン化傾向で考えると
Mg > Al >Zn > Fe 
   
 
Pb Cu
になるはず、Al(アルミニウム)の場所がおかしいんですね。これは実験が失敗したわけではありません。
実はアルミニウムは、空気中では瞬間的に酸素と反応して酸化皮膜Al2O3(アルマイト)を作ります。このようなアルミニウム性質上、イオン化傾向にそぐわない結果になってしまうのです。そのため、学校でイオン化傾向を調べる実験でアルミニウムを使うことはありませんが、学習内容を深めるためにあえてアルミニウムを使ってもおもしろいのではないでしょうか。

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自己紹介

ふたば

ふたば

1986年生まれ、 近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST) 養成過程修了、家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月5万pvを超え、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。ゆくゆくはこのブログの内容を本にしてまとめられたらと考えています。記事執筆、講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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