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道徳的な小話①「努力の壺」

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「努力の壺」という話を知っていますか?子どもに努力の大切さを伝えるための例え話です。子どもに話す時は、下のように話します。

努力の壺のお話



みんなが、「部活で勝ちたい」とか「成績を上げたい」と目標を立てたとき、神様から見えない「努力の壺」を渡されます。何かを達成しようとするときには、この壺に努力を貯めていく必要があります。部活で勝ちたいなら「練習に励む」成績を上げるなら「毎日1時間勉強する」などといった努力を重ねると壺に努力が溜まっていきます。努力を繰り返すと壺が努力で満たされて、いつか溢れ出すときがきます。壺が努力で満たされて溢れたとき、目標が達成されるのです。

目標を達成するためには努力を続けることが必要不可欠です。でも、それを難しくさせる原因がこの壺にはあります。

中を見ることが出来ない

一つ目の理由は「中を見ることが出来ない」という点です。この壺は中身が見えないので、今どれくらい努力が溜まっているのかがわかりません。半分くらい溜まっているかもしれないし10分の1も溜まっていないかもしれません。人間は、終わりが見えないことが苦手です。いくら頑張っても成果がでないと、「頑張ってもどうせ無理だ」と諦めてしまうのです。でも、考えてみてください。もしかしたら、後一回努力を注ぐだけで壺が溢れていたのかもしれません。人間は意識しなければ楽な方へと流れてしまう生き物です。壺が溢れて目標が達成された時をイメージして(スポーツのイメージトレーニングもこれですね)、努力を注いでいくことが大切です。

 ツボの大きさが人によって異なる

二つ目の理由は、「ツボの大きさが人によって異なる」という点です。ツボの大きさが人によって違うとはどういうことか?例えば、「英単語を10覚える。」という目標を立てたとします。A君は100回書かないと覚えられません。B君は1回書いただけで全て覚えるこが出来ます。この時Aさんの壺はBさんの壺の100倍の大きさになります。当たり前の話ですが、「他人と同じだけ努力したから同じ成果がでる」なんてありえません。でも、これが理解できていない子どもが多いように感じます。
それでも、目標を達成するために努力は必要です。目標を明確にし、自分に厳しく努力を続けられる人に育ってほしいものです。

ふたばのブログが本になりました。

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月7万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」を運営。
記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

【著書】
100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版]
【協力実績】
株式会社 NHKエデュケーショナル
国立科学博物館
株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部
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