「何のために勉強するの?」
教師や親なら誰もが一度は聞かれるこの質問。
今回はそんな問いに答える動画「タイムバンク」をご紹介します。以前、植松努さんのスピーチをご紹介しました。

子どもに見せたい動画31「植松努さんのスピーチ」
子どもにぜひとも見せたいスピーチの動画があります。TED Sapporoで行われた株式会社「植松電機」の専務取締役の植松努さんのスピーチです。植松努さんのスピーチ植松努さんの半生子どもの頃から飛行機が好きで、宇宙にも憧れていた植松さんは、大...
その中に今までできなかったことができるようになることが大切だという話がありました。
夢とはなんなのか?というお話の中で
お金が必要な夢は誰かのサービスに過ぎないこと
今回紹介するのタイムバンクという考え方も同じです。タイムバンクは、アメリカやヨーロッパで始まったお金を介さずにさまざまなサービスを受けられるシステムのことです。
お金の代わりに技術を交換?
タイムバンクの会員同士は、お金のかわりに自分の特技と時間を交換するのとができます。例えば、ギターが得意な会員が、別の会員に1時間ギターレッスンをすると、1タイムクレジットがもらえます。その会員は、1タイムクレジットで別の特技を持った会員のサービスを1時間受けられるのです。
動画はある男性が女性にギターを教えるところから始まります。その女性は別の女性に料理を教え、料理を覚えた女性はまた別の女性にメイクを施す・・・このように持ちつ持たれつの関係を作るのがタイムバンクです。よく考えてみると仕事とはこのタイムバンクの間に「お金」 という仲介役が入っているだけのシステムですね。
勉強する理由
「自分の特技や技をもち、それで他人を幸せにする」
それこそが勉強をする理由だと思います。
このプロジェクトを始めたコロンビア大学のエドガー・カーン博士はこんな言葉を残しています。
「No More Throw Away People=世の中に役に立たない人などいない」
考えさせられますね。
今度キャリア教育で見せようと思いました。