きしもとたかひろさんがTwitterで発信したマンガが話題になっています。
子どもが「いいこと」をしたときに、僕が気をつけたいこと
まずは、きしもとさんがTwitterで発信したマンガをご覧ください。※マンガを表示するには「表示する」を押してください。
【子どもが「いいこと」をしたときに、僕が気をつけたいこと】
大人の理想像を子どもにはめるのではなく、その子の内側から生まれるものに目を向けて深められるように。
これが良くてあれがダメ、という話ではなくて、ここに焦点を当てて子どもを見ていたいな、という思いです。 pic.twitter.com/sHP4VQsYZL
— きしもとたかひろ (@1kani1dai) January 15, 2019
きしもとさんは、掃除をしている娘をみてこう思います。
「えらいやん」
この「えらいやん」は、大人にとって「望ましい行動」であって大人の視線は子どもではなく、行動に向かっていることに気づきます。そして、大切なのは子どもが興味をもって楽しんでいる表情だということに気づきます。
ふたばはきしもとさんの
「掃除をしているのを見て『えらい』と言ってしまうと褒められるために掃除をする子になってしまう。」
「子どもはただ楽しくて掃除をしているだけなのに・・・」
大人が褒めてしまうと子どもは褒められるためにその行動をするようになります。いわゆる外発的動機づけです。教育で大切なのは子どもが内発的動機づけから望ましい行動をとれるようにすることです。きしもとさんのマンガは教育の本質を掴んでいると感じました。
子どもがルールを守らなかった時に僕が気をつけたいこと
こちらは特に学校の先生に見てもらいたいマンガです。※マンガを表示するには「表示する」をタップしてください。
【子どもがルールを守らなかった時に、僕が気をつけたいこと】
勧善懲悪が僕たちの仕事ではなくて、その子の気持ちに寄り添って、前向きに解決していくことが大切だと思う。
「なんでもできる」と思って相談してほしいし、世界は自分たちで変えられることを知っていってほしい。 pic.twitter.com/0lScMB8hJC
— きしもとたかひろ (@1kani1dai) December 15, 2018
子どもがルールを守らなかった時の指導方法
- 冷静にとめる(できればルールをやぶる前にとめてあげる)
- 怒らずに話を聴く(悪いことだとわかっているので、必要以上に怒らず、何故それをしたのか(するのか)を考える
- 必要であれば代弁して思いを聞く(子どもは意外と大人に「ダメだ」と言われたことは疑わず受け入れている)→だから→どうしてもしたいときは強行突破を狙ってくる。※相談せずに「どうせ」とあきらめさせているのは僕たち大人だったりする
- 対話をして「それをするためには何を解決すればいいのか」を一緒に考える。(「どうせムリや」と思っても、「こうしたらどうやろ?」とあきらめずに相談しにきてもらえるように。)
- その時のルールを守らせることよりも、特別扱いでもいいから、「相談すればしたいことができるかもしれない」と思ってもらう経験のほうが大切だと思う。※勧善懲悪が僕たちの仕事ではない。
- オマケ 相談が定着すると「企画」に変わっていきました。(トラブルが起きたときだけでなく、日々の関わりから)
まとめ
きしもとたかひろさんのマンガは教育の本質をついていると感じます。初任者研修で取り上げてもらいたいマンガだと思いました。ぜひ、知り合いの先生に教えて上げてください。
コメント
コメントはありません。