人権教育でぜひ使っていただきたいDVDがあります。それが今回紹介する『「ホームレス」と出会う子どもたち』です。
「ホームレス」と出会う子どもたち
なぜ若者や子どもによる「ホームレス」襲撃が起きるのか?大阪・釜ヶ崎にあるこどもの里が行う「子ども夜まわり」の活動を軸に、参加する子どもたちの変化、ホームレス生活を送る鈴木さん(64歳)の仕事や生活、その思いに迫ります。 さらに「ホームレス」襲撃問題をとおして、居場所(ホーム)なき子どもたちの弱者いじめの問題を問い直します。
ホームレスに対して偏見をもつ生徒は多いです。子どもだけでなく、大人も
「勉強せずにサボっているとホームレスになっちゃうよ」
などとホームレスに対して間違った認識を持つ人が多いのが現実です。というより、大人が間違った認識を子どもに植え付けているというのが本当の所だと思います。このDVDでは、子どもたちが実際にホームレスの方に
「なぜホームレスになったんですか?」
と質問する場面があります。この問が大切だと思います。「ホームレス」と一括にしていますが、そこにいるのは一人の人間です。それぞれに人生があります。なぜ今ホームレスの状態なのか。彼、彼女らに何があったのか?これから社会はどうあるべきなのか?人権について様々なことを考えさせてくれるDVDだと感じました。
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