ふたばのブログ〜理科教育と道徳教育を科学する〜

釘を磁石でこすると磁力をもつ仕組み

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研修で面白いものを見せてもらいました。小学校では磁石ではないもの、例えば鉄の釘などを磁石でこすると磁力をもつことを学びます。その仕組みが視覚的にわかる教具をみせてもらいました。

磁区と磁石



釘は鉄でできています。鉄は強磁性体なので磁石に惹きつけられます。しかし、強磁性体なだけでは単独で磁力を持ちません。他の物質から磁場をかけられることで初めて磁力をもちます。磁化されていない時も磁気を発生させていないわけではありません。鉄の内部でその性質を打ち消し合っているそうです。磁場をかけるとその打ち消し合いがなくなり、磁気の向きを揃うのです。こうして同じ方向に向いた領域のことを磁区というそうです。
と難しいことは置いといて、生徒に(そしてふたばにとって)理解できるように説明します。
ダンボールに小さな磁石を自由に動けるようにして並べます。ちょうどコンパスが並んでいるような感じですね。違うところはコンパスの針の代わりに小さな永久磁石をおいているところです。ここがポイント。初め、物質中(鉄釘など)の磁界の向きはバラバラです。ここに磁界をかけると・・・
物質中の磁界の向きが揃いました。この状態では物質(鉄釘など)が磁力をもつことになります。磁石に惹きつけられたクリップやクギの内部ではこんなことが起こっていたんですね。ではこの磁力をなくさせるためにはどうすればいいのでしょうか?答えは簡単。
ポンポンポンっと衝撃を与えると・・・
磁界の向きがバラバラになりました。
うーん、こういった直感的に理解できる教具って本当に素晴らしいと思います。生徒の中の疑問が「ストン」と落ちる感じですね。理科の一番の魅力はわからない問題や課題、疑問を論理的に考えたり実験を通して思考していくことで、どこかで「ストン」と落ちる感覚にあると思います。そして、「スッキリしたわぁ」っと思っていると次の疑問が首をもたげてくる・・・ロールプレイングゲームに似てる感じがします。どんな強敵が現れても、経験値を貯めてレベルアップしていけば必ずや倒せる(解明できる)はず。負けない子ども、思考力と行動力をもった子どもを育てましょう。









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