AbemaTVでとても興味深い内容が放送されていました。
幸福度1位の沖縄は年収ビリ!?競争している限り幸せになれない。
まずは上の動画をご覧ください。
「お金=幸せ」?
幸福度が最も高い都道府県は沖縄県。幸福度が高い都道府県は南の方に多いイメージですね。
そんな沖縄県を平均年収ランキングで見てみると・・・なんと年収が一番低いんです。
幸福度が最も高い沖縄県の平均年収が一番低いという事実は資本主義社会に生きる私たちにとって衝撃の内容ですよね。AbemaTVではここから幸福度と年収の関係性について考察していくのですが、ちょっと待って下さい。幸福度最下位の秋田県の年収はというと・・・44位。下から4番目です。つまり、秋田県については年収が高いほど幸福度が低いという関係は成り立たないんです。でも、教育現場に生きるふたばはここであることが気になりました。幸福度が最も低いのが秋田県・・・そうです。2022年度の小中学校全国学力テストで一位を3つも取った秋田県の幸福度が最も低いんです。
ここだけを切り取ると学力が高いほど、幸福度が下がるということになってしまうんです。では、沖縄県の学力を見るために全国学力テストの結果をもう少し詳しく見てみましょう。
2022年度の全国学力テストの平均正答率
ここでもう一つ衝撃の結果が!上の表からは沖縄県の全国学力テストの結果はほぼ最下位ということが分かります。つまり、学力が最も高い秋田県が最も幸福度が低く、学力が最も低い沖縄県が最も幸福度が高いという結果になっているんです。・・・うーんなんか皮肉ですね。ただ、これは学力と収入に相関関係があるという事実からも説明できそうです。
学力と競争と幸せ
私たち教師は学力が高いほど、子どもたちが豊かな生活、つまり幸せな生活を送れると思っています。でも、もしかしたら学力をあげようと必死になれば必死になるほど子どもの幸福度が下がってしまうかもしれないんです。動画では、収入が高いほど幸福度が下がる理由について「競争」をあげています。もし幸福度が下がる原因が「競争」なら、収入や学力が上がることが問題ではなく、収入や学力を競わせようとする仕組みが問題だということになります。全国学テの後、全国の小中学校で
- 「本校は全国学テの平均点より上だった(下だった)」
- 「都道府県の平均には勝った(負けた)」
- 「答えが分からなくても何か書かせて無回答はなしに」
などといった声が職員室で上がっていることと思います。競争より子どもたちの幸せを第一に考えた教育を行っていきたいと感じました。
全国幸福度ランキングはこちらで確認できます。
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