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世界初の電子顕微鏡を東大などが開発

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これまでの電子顕微鏡では難しかった磁気を帯びる物質の原子構造を観察することができる電子顕微鏡の開発に東京大学の研究チームが成功しました。

世界初の電子顕微鏡を東大などが開発

電子顕微鏡は磁場を使って電子のビームを細く絞って観察するため、磁石など磁気を帯びる物質を観察しようとすると、磁場の影響で物質が壊れることが課題だったそうです。東京大学の研究チームは2枚の磁気レンズを上下に並べ、磁場どうしを打ち消し合うことで、磁場がほとんど発生しない電子顕微鏡を世界で初めて開発することに成功しました。この電子顕微鏡で磁気を帯びる鉄鋼材料を観察すると、物質は壊れず、物質に含まれる鉄の原子が格子状に並ぶ構造を観察することに成功したそうです。すごいですね。日本のモノ作りの凄さを世界に示すことができたと思います。永久磁石や磁気メモリーなどの磁気を帯びた素材は幅広い産業で利用されているので、原子の構造を詳しく分析できることでさまざまな材料や装置の機能や性能を向上させる研究開発が進むと期待されているようです。このような世界的な発見者も元は学生です。理科教育に携われる喜びを改めて感じました。

https://youtu.be/2Z1iFGhpvJM

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

【著書】


100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版]





授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版]


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