風力で走る車の謎

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風力で走る車を作りました。

風力で走る車の謎

一通り遊んだ後、車に帆をつけて、その帆に向けて風を送るとどうなるか調べました。


止まってしまいました。作用反作用の影響だと思いました。風を押す力の反作用で進んでいたものが、風でなく帆を押すことで作用反作用の法則が成り立たずに進まなくなったと考えられます。
その証拠に帆に風が当たらないように羽と帆の間に手を入れると・・・
動きました〜!
不思議ですね〜。子どもにやらせてみると思考力を育めると感じました。
矢印で考えてみるといいかもしれません。
答え合わせはこちら

答え合わせ

謎の車について作用反作用の力で考えてみます。ポイントはこの車は、帆に風を送っているのに、帆とは逆向きのプロペラの方向に動いているところです。

手を入れる前の車にはたらく力を矢印で表すと、下の図のようになります。

風が帆を押しても、プロペラは逆向きに風に押されているので車は進みません。ここに手を入れると・・・

風が手に当たります。この力は手が風を押し返す力と相殺されます。車にはたらくのは「風がプロペラを押す力」のみ。このため、車はプロペラ側に動くんです。

風が帆を押す時、帆は逆に押されている(作用反作用の力)。この実験では、風が帆を押す力を手で遮ったことで、帆の反作用の力で進んでいたんです。

やっぱり理科ってめっちゃおもろい!

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