前に渦電流について説明しました。
今回はこの渦電流を利用した実生活に役立つ自転車用ライトを紹介します。
Reelight自転車用ライト「NEO」
参照元サイト:NEO-KICKSTARTER | techable
デンマークのReelightが開発したNEOは、バッテリーがいらない自転車用ライトです。バッテリーが不要といっても今までのようなモーターを回転させる発電機ではありません。なんと過電流をつかっているのです。
渦電流は、金属を磁場内で動かした際に電磁誘導効果によって金属じる誘導電流のことです。本体に内蔵された磁石と自転車のホイールとの距離が変化することで発電しています。
これのどこがすごいか?
NEOは、本体とホイールが接触しないのです。ということは、摩擦による影響がないのです。
ホイールと発電機が接触して「ウィーンウィーンウィーン」と大きな音を立ててペダルが重くなることがありません。これってすごいことですね。
今までも渦電流によるライトは研究されていたのですが、発生する電流量が少なく実用化されなかったようです。LEDの開発によって今回ついに実用化されました。
渦電流という現象をただ知っているのではなく、現実世界でどのように活用されているのか知ることが生徒の活用力を高めると感じます。ぜひ授業で教えてあげてください。
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