上に紹介した動画は、特定の年の変化を記録したものではなく、数年分のデータを元に一年をとおして移り変わる周期的な変化を再現したものらしいです。グレーの部分は、雲や氷などの影響により観測できていない部分とのこと。その他にもグラフが公開されており、2000年から2015年にかけて、海面水温・一酸化炭素・放射線などがどう変化していったのかがわかるようになっています。NASAによる9月の発表によれば、海面の気温が上がったことで北太平洋の植物プランクトンが大幅に減少。そのため、海中の二酸化炭素を光合成で分解しきれず、さらに温暖化が進んでいるのだそう。海洋学者のセシル・ルソー博士は、植物プランクトン「珪藻」の減少について深刻ではないと発言してはいるものの、今後の気候変動を観測していくための重要な指標のひとつだと説明されました。