身近な素材をつかって燃料電池を作る実験です。作業もそんなに難しくないので、子どもたちにもやりやすいです。科学部でもおすすめの実験ですよ。
ペットボトル、備長炭、アルミホイル、輪ゴム、ビニール手袋、バスソルト、手回し発電機、モーター、9V電池
※ペットボトルは前回の風力発電装置の羽を作った残りの部分を使いました。
備長炭にアルミホイルを巻きます。これが端子になります。
輪ゴムを巻いたら端子が完成。
ペットボトルに切り込みを入れて輪ゴムで固定します。
ここまで出来たら作業はほとんど終了です。
端子同士(備長炭同士)が触れ合わないようにプラスチックの板を挟みます。
実験器具完成
次は電解液づくりです。
今回「身近なものを利用する」ということでバスソルト(バスクリン)をつかいました。カラフルなので、何種類か色を用意すると子どもたちは喜びますよ。
量は少しで構いません。多く入れすぎると濃すぎて実験の様子が見えなくなってしまいます。
きれいな色でテンションが上がります。
実験開始だ~♪
ペットボトルに作った電解液を入れます。
次に燃料電池を充電します。手回し発電機のほか、9V電池を使う方法もあります。
子どもにやらせるときは、手回し発電機の方が「充電してる感」がありますね。
充電中よく見ると備長炭から気体が発生しています。水素と酸素。水の電気分解です。
十分に充電してから、モーターなどに繋ぐと・・・
モーターが回りました!まさしく燃料電池です。
この実験のポイントは端子に備長炭を使うところです。備長炭は多孔質なので、その隙間に電気分解によって発生した水素や酸素をためることができます。実験を行うときは、「楽しかった」で終わらないように、細かい部分まで追求していきたいですね。
前回作った風力発電装置につないでみました。・・・いい感じです。
電解質、電解液、イオン、エネルギー、電流、電圧、モーター、発電機、燃料電池
様々なことを学べる風力発電と燃料電池の実験。ぜひやってみてください。