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光の実験小ネタ集①

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私が光の単元の導入で使った小道具やこネタを紹介していきたいと思います。

①レーザーについて

光の直進を教えるときにはレーザーを例に出すのがわかりやすいと思います。

世界一強いレーザーポインター?

アメリカ海軍のレーザー兵器

https://youtu.be/D0DbgNju2wE

上の動画を見せてからレーザーポインターを見せました。生徒はあまり見たことないようで楽しそうでした。
レーザーポインターは道すじが見えないので、光は何かに当たらないと私たちが見ることはできないことがわかります。
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②光の三原色の話

レーザーで光が直進するということを説明した後、光が直進するなら、なぜ電気を消した教室で私たちは周りを見ることができるのか質問しました。そこから、光が物体に当たることで反射を繰り返し、目に光の粒が入ることで光を感じることを教えました。導入なので、ここでは乱反射という表現は使いませんでした。その後にみせたのが
100均で見つけたレインボーライトです。ボタンを押すたびに

のLEDが光ります。

それぞれの光を見せたあと、
「赤や緑のLEDはニュースにならなかったのに、青色LEDはなぜあれほどニュースになったのか」
と質問しました。
「光の三原色が全てそろったから」
※企業と技術者のお金の問題もありましたが・・・
という答えをださせたいです。そして、光の三原色である赤青緑すべてをつけるとどうなるか想像させてから、実際にやってみせます。
↑すべてつくと白色になる。
100均でここまで遊べる(勉強できる)のはいいですね。

③透明下敷きとレーザーポインター

光の三原色を説明したあとで上のような下敷きを見せます。
光は赤青緑の3つの色しかありません。緑の下敷きは緑色の光だけを通します。
だから、下敷き越しはすべて緑色に見えます。
赤の下敷きは赤色の光だけを通します。
だから、下敷き越しはすべて赤色に見えます。
では、赤と緑の下敷きを重ねるとどうなりますか?
正解は
赤の光も緑の光も通れないので黒くなる
生徒から答えを導きたいですね。

下敷きの説明をしたあとに、レーザーポインターを下敷きに当てるとどうなるか考えさせます。赤いレーザーポインターを使ったので、赤の下敷きは通り抜けるが緑色の下敷きは通り抜けない(厳密には少し通り抜けるのでポインターの光がとても弱くなります)が正解です。おもしろいですね。生徒からは拍手が起こりました。

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④植物の好きな色は?

光合成の授業で植物は光エネルギーを利用してデンプンを作っていることを学習させました。そこで追発問。

「植物が好きな光の色は何色?」
多くの生徒は「緑色」と答えます。
正解は緑以外です。光合成に使える光の色は赤や青。緑色は使えないので反射させます。だから植物は緑色に見えるんですね。緑のライトで植物は育たないことを伝えると子どもたちはとても興味を示していました。

⑤ガラス細工

靴屋さんの父からもらったニューバランスのガラス細工です。授業では、これを生徒に見せてからどうやって作ったか考えさせました。正解は二つのレーザーを当てることでレーザーの重なり合った部分に傷をつけるです。毎回クラスに一人くらいは正解します。科学的で論理的な思考が必要ですね。
ということで光の導入小ネタ集第一弾でした。次回は第二弾です。お楽しみに。

100均で青い下敷きを発見しました。これで光の3原色が揃いました♩
赤色と緑色の下敷きと重ねてみると↓
・・・あれ?青と緑が重なっても黒にはならないなぁ・・・緑の下敷きは緑色しか通さない・・・青の下敷きは青色しか通さない・・・理論的には重ねると黒になるはずなんだけどなぁ・・・どうも青と緑の下敷きは青と緑以外の光も通している様ですね。もう少し濃い緑と青の下敷きが欲しいと思いました(笑)

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自己紹介(PROFILE)

窪田 一志

窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher
家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。
教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。
ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。
先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。
記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。

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