教科書では、電気の導入として静電気を学習します。そして電流へと繋がるのですが、生徒の中では静電気と電流は別の現象として考え、単元としてうまく繋がっていないように感じます。そんな単元のつながりを感じさせることのできる実験を紹介します。
こちらが実験装置です。アルミニウムはくで覆った厚紙2つの両端に乾電池を直列に18本繋げています。1つ1.5Vなので、27Vになります。
手で回路を作ると・・・
身体に電流が流れます。電気を感じる実験ということで、手のひらに「ピリピリ」と電流を感じることができます。左右のアルミはくにはLEDが付いているので、周りの生徒も電流が流れたことを確認することができます。また、回路がショートしてもLEDが壊れないようにそれぞれのLEDに抵抗も組み込まれています。私もやってみましたが、電気風呂の弱い奴という感じでした。感じない人もいるそうです。手を濡れ雑巾で湿らせると電流が流れやすくなり、電気を感じやすいです。また、女性の方が皮下脂肪が多く、電流が流れやすいようです。簡単な装置で電流を感じることができるので、ぜひやってみてください。
※注意
安全のため電圧は30V以下にしてください。あと、嫌がる生徒にはやらせないでくださいね。