一年生の「大地の変化」の単元で新生代の示準化石として出てくるビカリアです。教科書や資料集で見たことはありましたが、やはり本物を見ると違いますね。時の流れを感じることができます。大きさは15cm程。思っていたより大きかったです。ちなみに、授業で示準化石を教えるときにつかえる語呂合わせを知っていますか。
示準化石の覚え方
示準化石は、
「リナさん、今日、あんまん、カビあり」
で覚えることができます。
リナ→フズリナ、さん→三葉虫、今日→恐竜、あん→アンモナイト、まん→ナウマン象、カビあり→ビカリア です。
時代は、色分けしているとおり、古生代、中生代、新生代の順になります。
授業で教えると盛り上がりますよ。
印象に残った展示③孔子鳥
学校の教科書によく出てくる始祖鳥の化石がありました。「すげー!」と思ったらこれは、レプリカ。本物はフンボルト大学自然史博物館にあるそうです。残念。残念がっていると隣の化石に目にいきました。
孔子鳥(コウシチョウ)
「孔子鳥?聞いたことないなぁ。始祖鳥の仲間かな」
と思って調べてみると、面白いことがわかりました。孔子鳥の説明を下にのせます。
「現世鳥類(真鳥類)と異なり、翼に爪をもつ等、祖先の肉食恐竜の面影をうっすらと残してはいるものの、上下の顎が歯を消失してクチバシ状になり、尾骨が萎縮する等、現代の鳥類に通じる特徴も持ち合わせる。」(Wikipedia)
面白い。つまり、始祖鳥がさらに鳥類に近づいたのが孔子鳥みたいです。
爬虫類(恐竜)→始祖鳥→孔子鳥→鳥類
の順に進化の過程にいるということですね。これは生徒に教えると盛り上がりそうです。