バビルサ(シカイノシシ)は、インドネシアのスラウェシ島と周辺の島々に生息するイノシシに似た動物です。
上に向かって生えるキバが特徴的な生き物ですが•••
写真から想像した人がいるかもしれません。実はこのキバ、伸び過ぎて自分の頭蓋骨に刺さってしまうことがあるそうです。事実、ジャワのスラバヤ動物園で飼育されていたセレベスバビルサのなかに、上顎のキバが前頭骨に突き刺さっているものがいて、その頭骨が残されています。
自分の角が頭に刺さって死んでしまったバビルサ
↑頭蓋骨にキバが刺さったバビルサ
なんじゃこりゃー!
•••これって進化としてどうなんでしょうか?しかも、このキバは、生きていく上で何の役に立っているのかわかっていないそうです。ただ、少なくともオスのセックスアピールになっているらしい。そのため、オス同士の喧嘩では相手のキバをへし折ってモテないようにするそうです•••「女にモテる=生物的に強い」という図式からは程遠いですね。でも、よく考えると人間も一緒。「ジャニーズ=人類の進化」ではないですもんね。もしかしたら、
人間もバビルサの同じ運命をたどるかもしれません。
「脳を進化させ過ぎた人類は、その科学力で人類を滅亡させてしまう」
人類の未来を明るいものにするために、科学の使い方を改めて考える必要があると感じました。ということで、東海大学自然史博物館に行って感じたこと①でした。続きは次回。
バビルサの動画
↑もののけ姫のオッコトヌシ様に似ています(笑)もしかして、モデルはバビルサ?