鉛蓄電池を作ってみよう

車のバッテリーなどに使われる2次電池「鉛蓄電池」を作りました。

鉛蓄電池を作ってみよう

実験方法

用意するのは硫酸と釣り用の鉛2つです。作り方は超簡単。

硫酸に釣り用鉛をいれます。

以上です

本当に簡単ですね。充電可能な2次電池がこんなに簡単に作れることに驚きです。

鉛蓄電池を9Vの乾電池で充電してみます。

9Vの電池を鉛に繋いで充電します。

鉛同士が接触しないように気をつけてください。

充電中の鉛から気体が発生してきました。

陰極の気体の方が発生量が多かったです。

また、充電するにつれて陽極の鉛の色が変わってきました。

茶色く見えるものは酸化鉛[PbO2]です。

電圧計に繋いでみると2Vを示しました。乾電池1本より強い電圧です。

モーターに繋ぐと凄い勢いで回りました。電池として強い力を持っていることがわかります。鉛蓄電池は素晴らしいですね。車のバッテリーなどに利用されています。充電も出来てとても便利なのですが、硫酸を使っているのでとても危険なことを忘れてはいけません。

スポイトで少量雑巾にかけるだけで雑巾が焼き焦げてしまいます。たまに、不法投棄されている車のバッテリーを見かけますが、硫酸が漏れ出していたりしたら大変です。絶対に触らないでください。こういった、身近な危険性を伝えることも理科の役割だと思います。理科って本当に楽しいですね。

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窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)