周期表と聞いてどんなものが頭に思い浮かぶでしょうか?
上図のような周期表を思い浮かべる人がほとんどだと思います。でも、この周期表、まだまだ完成版ではないそうです。例えば原子番号一番の水素の場所にしても様々な意見があるそうです。上の図で見ると水色の水素は一人ぼっちのようにみえます。研究者の中にはHeの左側と考える人もいるそうです。電子がひとつ足りないとみるか、ひとつ余っているとみるか・・・難しいですね。周期表はまだまだ変わっていくのかもしれません。
今回はいろいろな周期表を紹介していきます。
①円形周期表
一般的な周期表を円形してみました・・・でもこれっておかしいですよね。原子番号順というのはわかりますが、最後の繋がりは何の意味も持ちません。ではこれは全く意味のない考え方かというとそういうわけではありません。最後の繋がりをひとつ下の列に移す、つまり円ではなくらせん構造にしていくと正しい周期表の流れになるはずです。それを体現したのがこちら!
②らせん周期表「えれめんタッチ」
おーこれは、美しい!
↑科学の好きな人にはたまらないデザインですね(笑)しかもこれ、ペン立てにもなるんです。理科の先生なら必須アイテムですね。この立体周期表ですが、なんとフリーの型紙素材として用意されています。こちらです。
透明(OHP)シートやコーヒー缶バージョンなど様々なバージョンが用意されています。授業で作ってみても面白いと思いました。
③3D周期表「イオン化エネルギーバージョン」
イオン化エネルギーを棒グラフで表現した3D周期表です。こちらもホームページでダウンロード可能なので気になる方はダウンロードしてみてください。
④中国の周期表
↓こちらは中国の周期表です。化学の先生曰く、とてもわかりやすいそうです。その理由は漢字をみるとわかります。
わかりましたか?常温で気体は「气」金属は「金」など、漢字の中に原子の特徴が書かれているんです。わかりやすい!
↑通常の周期表と並べたバージョンです。
⑤イラスト周期表
愛知教育大学が作ったイラスト周期表です。元素の性質やその応用例、元素名の起源などをイラストで表しています。教育目的で使用することができます。綺麗なイラストなのでぜひ活用してください。
⑥電気陰性度がわかる立体周期表
わかりやすいです。
ということで様々な周期表の紹介でした。ふたばはさっそく「えれめんタッチ」を作ってみようと思いました。