3年生の天体の単元は立体的な考え方が必要となり、生徒にとって理解しづらい単元です。また、子どもになかなか伝わらず、教師にとっても教えるのが難しい単元だと感じます。特に難しいのは、地球から見た方位(方角)や太陽、月、金星などとの位置関係ではないでしょうか?これらを生徒に分かりやすく教えるときに使えるのが今回紹介するピンポン球サイズのミニチュア地球儀です。
ピンポン玉サイズのミニ地球儀
材料も安く、簡単に作れるので、生徒全員でミニ地球儀をもって授業をすることもできます。天体の授業で大活躍しますよ。
作り方は簡単。ピンポン球を用意して・・・
地球儀のシートをハサミで切り取って貼るだけ。
「ピンポン球で地球儀を作ろう」のシートは沼津工業高校専門学校の佐藤先生が作られたものです。量産型シートとして、一枚で4つの地球儀を作れます。ダウンロードしてみてください。
地軸の傾きは爪楊枝を使うと分かりやすいです。
いかがでしょうか?ミニチュア地球儀を使って楽しく天体を学ばせましょう。学校事情で全員に配れない学校もあると思います。(地球儀が教室を飛び交うなど)そのときは班に100均の地球儀が一つあればいいと思います。一クラス600〜900円ですみます。
月や金星の満ち欠けをボールで学ぶ
↑100均の黄色いボールの半分を黒く縫ったもの
また、月や金星の満ち欠けで、黄色いボールの半分を黒く塗って教える方法がありますが、地球儀と同様に全員にピンポン球を配る方法もいいなぁと思います。
↑オレンジのピンポン球を黒く塗る
全員が机の上で天体を宇宙から俯瞰するような授業ができれば面白しと感じました。ピンポン球はコロコロ転がりますが、ペットボトルの蓋があれば固定することができます。
地球から月はどう見えますか?
↑正解
生徒に正解の形で机の上に置かせるのはどうでしょうか?
日食と月食
日食
月食
天体の授業が楽しくなりますね。是非使ってみてください。