ロンドンの学生達がペットボトルゴミの削減にむけて制作したこの食べられる食用水ボトル『Ooho』が最近話題となりました。今回はこの「Ooho」をつくる実験を紹介したいと思います。
持ち運べる水「Ooho」を作ろう
ゼラチン状の膜で水を包み込み、ボトル自体も食べることができるので環境に優しい革命的な商品として注目されているOohoの作り方です。
Oohoの作り方
アルギン酸ナトリウムを使います。
まずは持ち運びたい水を作ります。アルギン酸ナトリウム1gを200mlの液体に溶かします。
今回は朝摘みオレンジ天然水を使いました。
この実験は色のついた液体の方がわかりやすいです。赤と黄の食紅をつかってオレンジ色を作りました。
アルギン酸ナトリウムは溶けにくいのでよく振って混ぜ合わせます。10分くらいかかります。
ブルーハワイ
コーラ
よく混ぜ合わせたら次の手順です。
乳酸カルシウム2.5g(今回は塩化カルシウムを使いました。)を深めの器に入れます。
ここに水を500mlを加えてよく溶かします。
あとは持ち運びたいアルギン酸ナトリウムの入った液をスプーンなどに入れて静かに乳酸カルシウムの入った液に沈めるだけ。3分程度優しく回します。膜を厚くするためです。
液体の周りに幕ができます。アルギン酸の鎖をカルシウムイオンが繋ぎ合わせることでこのような幕がつくられるのです。
ぷにぷにしていてかわいいです。
コーラでつくるとちゃんとコーラの味がしました。ただし、混ぜ合わせる時に炭酸は抜けてしまいました(笑)炭酸を持ち運べる時代が待ち遠しいです。この方法は人工イクラを作るときの手順と同じです。
ちなみにアルギン酸ナトリウムは海藻に含まれている成分です。色々な工夫がされていることがわかりました。
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