学校教育で一番大切なのは?
様々な理由がありますが、「授業」が一番大切だとよく言われます。しかし、授業を行うためには生徒との人間関係ができている必要があります。これは保護者対応についても同様です。私は授業以前に教育の基本は、「人間関係の構築」が根底に必要だと感じます。人間関係の構築なしに授業も生徒対応も保護者対応も成り立ちません。今回はそんな、子ども対応と保護者対応で役立つあいうえお作文をご紹介します。
あ あいさつ明るく
い いいとこ見つけ
う うなずき深く
え 笑顔で名を呼び
お 怒ればしんけん
このあいうえお作文は、大阪府教育センターの教育相談室の佐谷力先生によるものです。生徒との関係づくりの基本を示していると思います。
か 顔を見て
き 共感うなずき
く 繰り返し
け 傾聴してから
こ 攻守交代
こちらも佐谷力先生の言葉です。本当にうまく考えられたあいうえお作文だと思います。「攻守交代」がいいですね。相手が大人だとしても、伝えるべきことは伝えなければなりません。
さ 最初の一言→相手の心情に寄り添って、傾聴、共感する
し 真摯な応答→保護者と一緒に悩み、考える姿勢
す 推測の危険→言葉よりも真意を考える
せ 誠意ある態度→どんなときでも、誰に対しても同じ誠実な対応
そ 組織で対応→報告・連絡・相談体制の確率
クレーム対応、保護者対応の難しさはどの先生も感じていると思います。それぞれ、生まれも育ちも違います。様々な家庭環境がある中で、そこで育った子どもたちが集団生活を行う学校現場。トラブルは必ず起きます。子どもたちのトラブルを解決するのは教師としての責任ある仕事ですが、学校と保護者の考え方が違ったとき、その対応はとても難しいものになります。
「うちでは、殴られたら殴り返せと教えています。」
「先に手を出したのはこちらかもしれませんが、あちらにも否はあるはずです。」
このような発言をされる保護者は多いですが、トラブルの解決には繋がりそうにありません。大切なのは、子どもたちが明日以降互いに気持ちよく(少なくともトラブルなく)安心して学校生活を送る環境を整えることです。保護者対応の「かきくけこ」ぜひ実践してみてください。
こちらは、Twitterで話題になったものです。
妻が息子の言う事する事に対して
「さすが」「知らなかった!」「すごい」「せっかくだから寝る前にトイレいこう」「そうなんだ~!」
と『合コンさしすせそ』を応用してて息子がこれに上手くノセられて割りと効果を発揮してる
『合コンさしすせそ』男の子の育児にも使えたのか
どれも教育について考えさせられる内容です。