と言われても、小学校でこれらの考え方を教えてもらってなければ何が科学的(論理的)なのかがわかりません。中学一年生の段階でこれら4つの考え方を生徒に伝えたいものです。
この掲示はある小学校の理科室です。
各学年ごとの考え方と発表方法が載せられています。
3年【比較】
2つのことを比べて、違いや同じところを調べる。
◯◯と⚫⚫を比べてみました。
同じ(似ている)ところは・・・
違うところは・・・
◯◯についてAとBで比べてみたら、Aは・・・で、Bは・・・です。
4年【関係付け】
はたらきや時間などを関係付けながら調べる。
Aが増えてもBは変わらない。だから、AとBは関係がない。
Aが増えたらCも増えた。だから、AとCは関係している。
5年【条件制御】
変化やはたらきをそれらに関わる条件に目を向けながら調べる。
変える条件は・・・、変えない条件は・・・。結果は・・・なので、・・・なことがわかった。
6年【推論】
自然の物事に関する原因や決まり、関係について仮説を立てながら予測する。
◯◯ということや◇◇ということを合わせて考えると、△△だと思う。
もし・・・仮説A・・・だと、◯◯ということが起こるし、
もし・・・仮説B・・・だと、△△ということが起こる。
これらを比べると◇◇ということがわかるのではないかと思う。
小学校で科学的なものの見方、考え方をここまでしっかり指導してもらえると中学校としては本当にありがたいですね。
小中連携して子どもたちの科学的な力を養っていきたいと思いました。