偏光板の不思議

偏光板について学習する際は、魚に例えるとわかりやすいです。今回は魚に例えた偏光板の教え方について書いていきます。

偏光板とお魚

鯛さんがいます。鯛さんは左右に尻尾を振って地面に垂直に泳ぎます。
一方ヒラメさんは上下に尻尾を振って、地面に平行に泳ぎます
鯛さんは縦になって泳いでいるので縦の線なら通り抜けられます。
ヒラメさんは横になって泳いでいるので横の線なら通り抜けられます。
偏光板の不思議ですね。下のGIFアニメは大阪市立科学館の窓ガラスの様子を偏光板越しにみたものです。

透明だった窓に模様が浮き出てきます。美しい。光が波の性質を持っていることを利用して、一定の波しか通らないようにする偏光板を使って絵を浮かび上がらせているんです。
二枚の偏光板の角度を90度回転させると光が通らず黒くなります。
これは家具の角を守るプロテクターです。二枚の偏光板に挟んだ状態でこの透明なプロテクターに力を加えると
力のかかった部分を色の変化で見ることができます。水晶鑑定のアクリルと似てますね。
偏光板は様々な分野で利用されています。パソコンの画面に当てて回転させるとご覧の通り。偏光板を利用していたんですね。3Dの映画を見るときに使うメガネも偏光板です。不思議な偏光板についてもっと知りたくなりました。
↑かっこよすぎる。販売中止とのことです。再販求む(><)
窪田 一志

1986年生まれ、近畿大学農学部卒業、学びエイド認定鉄人講師、理科コア・サイエンス・ティーチャー(CST)養成課程修了、MIE(Microsoft Innovative Educator 2022)取得、Apple Teacher 家庭教師、個別指導、塾講師を経て、神奈川県で5年間中学校理科教師として勤務。現在は大阪府の公立中学校で理科の楽しさを子どもたちに伝えるため日々奮闘中。 教材や教具、デジタル教材の開発、効果的なICT機器の活用方法、カードゲームや問題解決を通してのコミュニケーション能力の育成など自らの実践に基づいた教育活動を展開中。 ブログのアクセス数は月10万pvを超え、中学理科の授業情報をまとめた書籍「100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100」を明治図書から出版。また、ブログがアプリ化されるなど勢いのある教育研究者 兼 教育実践者。 先生向け情報サイト「ふたばのブログ」の他、反転学習や、家庭学習に利用できるオンライン学習サイト「ふたば塾」、中学理科の授業動画を中心としたYoutubeチャンネル「ふたば塾」を運営。 記事執筆、研修・講演依頼、書籍化についてはお問い合わせフォームからお願いします。 【著書】 100均グッズからICTまで 中学校理科アイテム&アイデア100[明治図書出版] 授業力&学級経営力2023年12月号(記事執筆)[明治図書出版] 【協力実績】 株式会社 NHKエデュケーショナル 国立科学博物館 株式会社Gakken 日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」 株式会社 朝日新聞社 企画事業本部文化事業部 株式会社 高純度化学研究所 株式会社 アスウム 株式会社 学映システム 株式会社リバネス(教育応援VOL55) 株式会社ジヤトコ 富山県教育委員会「とやま科学オリンピック」 東京学芸大学 理科教育学分野 高知大学教育学部附属小学校 横須賀市立浦賀中学校 田尻町立中学校 順不同 Apple Teacher MIE(Microsoft Innovative Educator)