①筋状雲
冬季の大陸で放射冷却により形成された寒気が海上に出ると、海面からの加熱と海面からの蒸発による水蒸気の供給を受けて対流が起こり、発達した対流雲が筋状にできる。これを筋状雲といいます。再現してみます。
道の先にトレーがあり、トレーにはお湯が入っています。
道のスタートには缶を置き、下の部分に穴をあけます。
ビーカーの中にはドライアイスをいれます。
お湯を入れると・・・
すごい勢いでドライアイスが出てきます。
お湯の上では上昇気流が起こっていることがわかります。それでは筋状雲をみていただきます。
おー!たしかに筋状になりました。これの大きなものが陸から海に空気が流れ込んだところで起きているんですね。ワンダフル。
この装置は空気が物体に当たった時にどのような気流が発生しているかを調べることもできます。上に置いた円錐は山を表しています。ここに気流があたると・・・
山の風下で2つの渦が発生していることがわかります。
こちらは2つのビルが並んで立っているとき、その間に強いビル風が吹くことをあらわしています。確かに建物の間に強い気流が発生していることがわかります。
今は全てコンピューターですが、昔は車にせよ飛行機にせよこのような方法で気流を調べていたそうです。
②細胞状対流
晩秋から春先の冬型の気圧配置の時、昼の気象衛星画像をみると、海上に斑点模様の雲がみられる。これは暖かい海面と冷たい大気との間の対流(ベナール型対流)によって発生した雲で細胞状対流とも呼ばれています。再現します。
シリコンオイルにアルミの粉末をいれて、よく混ぜ合わせます。コーンオイルとココアパウダーでもできるそうです。
金属の平皿にいれてお湯を張った桶に入れます。
少し時間を置くと・・・
細胞状の丸い模様が浮かび上がりました。おもしろいです。
③カルマン渦列
流体中に円筒を立てた時や静止流体中に円筒を移動させた時に発生します。大気現象としては島に高い山がある時に発生して、上の地図では朝鮮半島の南端の南にある済州島の風下にカルマン渦列がみられる。再現してみます。
静止流体中に円筒を移動ということで、炭を使った実験をしました。薄く炭を張った水を竹ひごで線を引き、紙をのせます。
紙を見て見ると
カルマン渦やー!