ここに三つの透明な球があります。一つはガラス玉、一つはアクリル玉、一つ水晶(クリスタル)です。見た目がほぼ同じ三つの球をどうやって見分けますか?
ということで今回は水晶の見分け方について書きます。
水晶鑑定
水晶、ガラス球、アクリル球の見分け方
持ち上げてみると、アクリルだけは他の2つより軽いのですぐにわかりました。しかし、ガラス玉と水晶は違いが全然わかりません。
もともと成分がSiOと同じ。どう違うんでしょうか?
そこで活躍するのがこちらのマシーンです。
偏光板をつかった水晶識別器
偏光板を二枚重ねて後ろに光源をつけています。
偏光板を回すと黒くなりました。偏光板越しに3つの球を見比べると
ガラス玉ではどこでも黒の十字が
アクリルでは周辺部に虹色の歪みが
水晶では黒い十字の中心に虹色の目(へそ)が見えるのです。
※写真では虹色の目は映りませんでした(謝)
天然の水晶は時間をかけて結晶化しているので結晶構造がとても綺麗で、ガラスはバラバラなのでこのような違いが出るそうです。ちなみに虹色の目は結晶軸なんですって。ということはよく見る六角柱の水晶の中心にあたるということですね。結晶の不思議がわかる実験でした。
詳しい理由はネットで見てください。